日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
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ぷっくり ぽっこり(偕成社)
穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!
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哲学的な絵本でした。 吃音の悩みや悲しみを、主人公の少年は冷静に見ています。 乗り越えているのとは少し違うけれど、大切に想ってくれているお父さんとの触れ合いを通して、悩みとうまく付き合っているように感じました。 ぼくは川のように話す。 そう結論付けた少年は、周りの少年少女よりも早くに大人になったように感じました。
投稿日:2023/12/12
吃音のある筆者の、少年時代の実話。 「口の調子が悪い」時がある筆者。 学校でからかわれ、そんなときは口もききたくなく 迎えに来た父と川原で過ごします。 父が 「川の流れを見ろ、お前の話し方にそっくりだ」と言います。 川の流れは、よどみなくさらさら流れるだけでなく 時に岩にぶつかり渦巻きながら流れていくのです・・。 思い通り言葉はでてこないけれど 胸の中にたまった言葉はあふれるほどで 泣いてしまいそうなときは、この川を思い出そう・・。 父の言葉を聞いて 少年は言葉には出さずとも、胸の中でそう誓います。 とにかく、和訳が素晴らしい。 言葉にできない思いをが美しい日本語で表現されていて。 その様はきらきらと輝いています。 声に出して読みたい。 そんな一冊です。
投稿日:2022/03/30
表紙の絵に引き込まれ、気になって手に取りました。 うまく話すことのできない作者の実体験を元に作られたお話です。 少年を勇気づけたお父さんの言葉と美しい自然。そして何より少年自身の素直で強い気持ちに感動しました。 シドニー・スミスさんの得意とする「物語る絵」を大いに満喫できる作品です。
投稿日:2021/11/17
『I TALK LIKE A RIVER』が原題。 カナダの詩人である作者の実体験が基になっているそう。 『このまちのどこかに』で、独特の心情を可視化していた画家とのコラボです。 まず、題名が深く、表紙絵に描かれた少年がとても印象的です。 吃音。 みんなと違う苦しみ、その実体験が迫ってきます。 そして、心を解き放ってくれたのは、お父さんの大切な言葉。 「ほら、川の水を見てみろ。 あれが、おまえの話し方だ」 川のように。 個性として受け取れた瞬間でしょうか。 誰にも、障害ほどではなくとも、不得手な部分はあるでしょう。 そんなところをすべてありのままに受け入れてくれるのではないでしょうか。 小学校高学年くらいから大人まで、心にしみる川の流れを体感してほしいです。
投稿日:2021/09/17
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