娘が今でも大好きな「こんにちは おてがみです」の本。
最終ページに大きな「こどものともひろば」のおまけが付いていて、100を超える絵本の登場人物たちが所狭しと勢ぞろいしています。ほとんど知っている「おともだち」ばかりですが、まだ会ったことのない子も数人。
その中に、異様に頭のデカイ(!)目のぎょろりとした赤ちゃん(男の子)がいて、「こどものともひろば」を訪れるたびに、この子は誰だろう?と、ずっと気になっていました。
それが、図書館で偶然見つけた絵本の表紙を見た途端、「あっ、あの子だ!!」と、一目でわかり、「やっと会えたね。」という嬉しさでいっぱいになりました。
片山健さんの作品だったんですね。
スケッチ風で、いつもの見慣れた色鮮やかな絵とは印象が違っていたので、最初は気づかなかったのですが、男の子の顔をよく見れば、この凛々しく太い眉毛!!紛れもなく“ 片山さんの子”(!)ですよね〜。
片山さんの描く子どもらしい子どもが大好きで、今までにも多くの作品に親しんできましたが、この男の子は、まさに子どもの中の子ども、といった感じで、絵本の中から飛び出してきそうな勢いがあります。
これだけ我を忘れてとことん遊びに熱中できたらいいですよね。親だって、中途半端に汚して帰って来られるよりもずっとスカッとして、「よくぞここまでやってくれた!」と、拍手で迎えてあげたくなっちゃうと思います。