5歳の娘と読みました。
アフリカのニジェールのお話だそうで、
明るいお日様の元、褐色の肌の女性たちのはつらつとした様子や、
ミルクをこぼすまいと頑張るペンダの姿が
とっても印象に残る絵本。
ペンダは砂漠を越えて、お面の祭りの誘惑にまけず、
船の揺れにも耐え、お父さんの元にミルクを届けます。
と、そこで起こってしまった出来事!
勇ましい顔つきでペンダを見つめていた5歳の娘。
心の中でペンダと一緒にミルクを運んでいたに違いありません。
「なにこれーつ!」と叫び、おお泣きのペンダの顔が、
あの悔しそうな気の強そうな泣き顔が、まさに娘の泣き顔とかぶり、
とっても愛らしく思えました。
(娘は、私こんな怖い顔して泣かない!と、言ってましたが・・・)。
そしてそんなペンダの気をしっかりととりなおしたお父さん。
さすがです!あったかい!
親というのはこうでなくちゃ!
最後はしっかり、来た道を通ってお母さんにマンゴーを運ぶペンダ。
行きだけでなく帰りも大変ですが、きっと無事に帰りつくね。
娘とそういって絵本を閉じた一冊でした。