話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

せかいいち大きな女の子のものがたり」 パパの声

せかいいち大きな女の子のものがたり 作:アン・アイザックス
絵:ポール O.ゼリンスキー
訳:落合 恵子
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\2,310
発行日:2024年12月19日
ISBN:9784572004918
評価スコア 4.13
評価ランキング 26,450
みんなの声 総数 15
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • スケールが大きくてユーモラス

    アメリカに生まれた世界一大きな女の子。
    力自慢で優しくて愛嬌たっぷりのアンジェリカが大熊を相手に大活劇。
    ゼリンスキーも木目の紙を使って絵本を作りたいとのこだわりの上でできた作品です。
    木目の上に描かれた絵の木のぬくもりと、アンジェリカのぬくもりが溶け合ったような柔らかな絵でスモーキーな作品です。
    星座や竜巻やスケールの大きさに圧倒されるのですが、アンジェリカが素朴な女の子であるところに親近感が持てます。

    楽しめる絵本なのですが、アイザックスもゼリンスキーも他に邦訳絵本に巡り合えないのが残念です。

    投稿日:2011/08/29

    参考になりました
    感謝
    0
  • 非常に水準の高い作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1995年のコールデコット賞オナー賞受賞作品。
    残念ながら、現在は絶版となっているようです。
    絵を描いたゼリンスキーは、1985年「Hansel and Gretel」、1987年「Rumpelstiltskin」でコールデコット賞オナー賞を、1998年「Rapunzel」でコールデコット賞を受賞しています。
    全てグリム童話の再話ですが、未訳となっています。
    「Rapunzel」は、2010年のディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のこと。
    訳は、落合恵子さん。
    彼女が邦訳した理由が何となく分かる絵本だと思います。

    「勇敢な男の子や力持ちの男の子、知恵のある男の子の話は、
     これまでに沢山語り継がれ、描かれてきました。
     けれども これは、勇敢で力持ちで知恵のある大きな女の子の
     お話です」
    と最初に書かれていますが、正にその通りの作品です。
    時代は、1815年の西部時代。
    主人公のアンジェリカは、生まれて2歳で丸太小屋を建ててしまいます。
    12歳の時には、沼に埋まった幌馬車を引き上げたりと、スケール感は想像を遥かに越えたもの。
    そんな時、現れたのが、「じごくのならずもの」と呼ばれる巨大な熊。
    テネシー中の貯蔵庫を襲いからっぽにしてしまいます。

    そこで、退治した者に、その毛皮を与え英雄として褒め称えるというお触れを出すのですが、荒くれ者の猛者に混じって、女性では、アンジェリカだけが参加します。
    アンジェリカは、嫌味を言われるのですが、そんなの関係なし。
    小気味良い返しの言葉に、すっとすることでしょう。
    結局、猛者どもは、全員歯が立たずアンジェリカと熊が戦います。
    空に投げ飛ばした熊が落ちてこないので、竜巻を使って熊を引っ張ったり、戦いの様子は、上から雲海に上部だけ見えたりと、その奇想天外な面白さは、言うこと有りません。
    オチも納得のもの。

    スケールの大きな話は、秀逸な出来栄えですが、絵も実に楽しめるものです。
    本物の木を削った薄い板に絵を描いたようですが、西部開拓時代の雰囲気にとても合っています。
    絵自体もかなり精緻に描きこんでいるので、色んな発見があります。
    退治された熊の爪は、インディアン達が、削ってカヌーにしていたりして、そんなウィットもこの絵本の魅力だと思います。

    非常に水準の高い絵本として、読み聞かせを是非オススメしたい作品です。

    投稿日:2011/04/03

    参考になりました
    感謝
    0

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / きんぎょがにげた / どんどこ ももんちゃん / いないいないばあ / もこ もこもこ / よるくま / やまださんちのてんきよほう / おかあさん、げんきですか。

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • 星の子ども
    星の子ども
    出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
    グリム童話「星の銀貨」の世界をバーナデット・ワッツが描きだす。色彩豊かな美しい絵が名作童話の魅力をひ


2025年 今、読んでほしい!この絵本・児童書14選 レビューコンテスト

みんなの声(15人)

絵本の評価(4.13)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット