自分の子供時代を思い返したり、大人になった今でも、自分の苦手な人って居るよね、ほんと、転べばいいよ(笑)
でも、誰かを憎んでる時間が勿体ない、ほんとそうだよね、そうだよねと思いながら読みました。
頭の中で嫌いな人をやっつけたり、かわいそうな目に遭うとポイントが貯まって買い物ができるっていう設定をする場面には、ププっと笑ってしまいました。実際の世界にも「かわいそうセンター」があって、みんながかわいそうポイントで買い物できれば、世の中平和になりそうですね(笑)
イヤな気分を突然のどしゃぶりみたいなもの、外側から張り付く何者かと例えてみて、
「イヤな気分の時って、お風呂に入るとちょっとスッキリしたりする。ってことはイヤな気分って体の外側にくっついていくもの?だから楽しいことがどんどん見えなくなっちゃうのかな?
だとしたら、イヤな気分や悲しい気持ちが全部取れなくても、いくつかくっついたままでも、美味しい物を食べたり、綺麗な景色をみたり出来るハズよね」
そういう風に考えると、今はどしゃぶりでもいつか必ず終わる。自分の好きなことをすれば、少しずつイヤな気持ちは剥がせるから、慌てなくていいんだと思うことができました。
どうしたって、自分とは上手くいかない相手には、「何かに操られているんじゃない?」って考えてみることで、少し相手に対しての敵意も和らぐなと思いました。
学びが沢山詰まった絵本でした!
もっと、若い頃にこの絵本に出会いたかったなと思います。