このお話の最初の場面は、童心に帰って子供たちと遊んでやることの出来ない私には痛烈でした。プラモデルを一緒に作っているのに『どうして大人は遊べないの?』と息子にきかれてしまうパパ。大人は遊んでいるつもりでも子供にとってはプラモデルを組み立てる作業を一緒にしているだけで遊んでるのとは違う。息子のひとことにはっとさせられたパパが星につぶやいた願い事がかなって.....。私もこのパパのように一日だけでいいから子供になって自分の子供と遊んでみたい。公園でブランコに乗り、遊園地でホットドッグをかじりながら観覧車に乗って、なんて楽しいことでしょう!。夜になり家に帰らなくてはいけないのに『かえりたくない!』と泣き出すちいさいパパを息子のトーマスがやさしく慰める場面にはほろりとさせられました。