最初に読んで気づいたことは、私が子どもの頃、父に寝かしつけてもらった方法と似ていることでした。父は医療従事者で、睡眠導入法の講習会を受講してきて、私に実践してくれました。今回、この本を読み始めたとたん、低い声でゆっくり話す父の声を思い出し、あくびがとまらなくなりました。著者は男性ですが、読み手もお父さんが適しているかもしれません。
中学生の娘に「眠くなるから試してみて」と言ったところ、最初の1,2ページで「話がつまらなくて眠くなってきた」とすぐ寝てしまいました。
独身時代、初夏のスウェーデンに滞在したことがありますが、夜8時過ぎても外は明るいままでした。夏の夜、北欧のお子さんは、ねむくなるのでしょうか?著者はスウェーデンの方ですが、この本が出来た背景は、あの白夜のせいかしら?と憶測しました。
実は表紙のウサギが、やせていて可愛くなくて、くたびれている印象で、全く好みの絵ではないと思ったのですが、なんだか見ただけであくびが出るようになりました。私の場合は、読まなくても表紙だけで効果がありそうです。