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宮沢賢治の絵本 雪わたりなかなかよいと思う みんなの声

宮沢賢治の絵本 雪わたり 作:宮沢 賢治
絵:方緒 良
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1991年11月
ISBN:9784895881111
評価スコア 4.46
評価ランキング 11,070
みんなの声 総数 25
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  • 幻燈会へのご招待

    最初、私が読みたくて図書館から借りてきたのですが、子供が見つけて表紙、中身、と何やら見ていたので、4歳になったばかりではまだ早いかな〜と思いつつ、読み聞かせてみました。

    文章も長く、ボリュームたっぷり。絵も白と黒のみ。
    小さい子供には、途中で飽きが来るかと思いましたが、私の心配をよそに、最後までジッと絵を見、お話を聞いていました(途中、少し省略して読んだところはありますが)。
    歌好きの息子には、狐の子や四郎、かん子といった登場人物が歌うように言う場面が結構あったのが良かったのかもしれません。
    また、「白い布にどうして絵が出るの?」と、幻燈の仕組み?がとてもきになったようで、読むたびに聞いてきました。まだ映画を見たことがなくスクリーンに何かが映る、というのを見た経験もないので、余計に不思議に思ったようです(親からすると、どう説明してよいものやら難しく、四苦八苦する羽目に^^;)。
    「1番目は?」「2番目は?」「3番目は?」と、幻燈の内容を何度も聞いてきたり、以外にこの作品が気に入ったようでした。

    大人が見ても、幻想的な絵と言葉の音としての素晴らしさなど、素敵な作品です。

    ただ、読み聞かせる時の難点が1つ。
    この作品は文章が青で書かれているのですが、ページによっては背景に埋もれてしまってかなり見にくいのです。私の目が良くないこともあるとは思いますが。。。自分で読む分には問題ないとは思います。でも読み聞かせるなら、その前に一度読んで、書かれている文章をある程度把握してから読んだ方が、スムーズに読めていいかも、と思いました。

    投稿日:2010/11/06

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  • 宮沢さん

    宮沢さんの作品だったのでこの絵本を選びました。黒と白のみで描かれている世界が文章とぴったり合っているのが良いと思いました。特に光と影のコントラストの描写が美しいと思いました。主人公たちが狐と出会った事で様々なことを経験できたのが良いと思いました。冷たい気息が伝わってくる描写が素晴らしかったです。

    投稿日:2010/10/23

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  • 言葉の美しさ

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子3歳

    雪の平原でくりひろげられたキツネと子供たちの交流・・。

    モノトーンですが、光と影のさじ加減でいろんな明るさを感じることができます。
    雪の眩しいほどの強い白さ。
    雪にぼんやり映る明かり。
    雲から差し込む光とカンテラの光・・。
    こんなに豊かに表現できるものなのですね。

    そして文字の色が青っぽいのですが、これが氷の透き通ったところの
    ような青で、冷たい寒い感じを引き立ててます。

    文章はけっこう長いです。
    加えて、昔ならではの聞きなれない言葉遣いもあります。
    でも4歳の息子は「キックキックトントン」の繰り返しの言葉のリズムが無条件に楽しかったらしく、「ふふふっ」と笑って
    途中から一緒に「キックキックトントン」と口ずさんでました。

    昔話をゆったり聞くようなきもちで読みたい絵本です。
    言葉のリズムがここちよくて、昔ながらの日本語のよさを知りました。

    投稿日:2009/09/18

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  • 空色の文字が映えていました

    この本、なぜか文章が横書きです。
    どうしてかしら?
    挿絵のせいかもしれませんが
    縦書き絵本に慣れてるとちょっと違和感ありますね。

    全体がモノクロで
    文字が空色
    とってもいい感じの色バランスです。
    ちょっと寒そうだけど、そこがまた「冬」って感じでステキ。

    四郎とかん子は雪の照り返しの中のシルエットになっていて
    服装も顔もよくわかりません。
    物語の後半になると、アップのシーンが多少出てきますが
    それでもぼんやりした感じ。
    そこがまたいい感じですね。

    逆にきつねは…
    好みがわかれそうです。
    かわいいけどぬいぐるみっぽいメルヘンなきつねで
    個人的には好みからズレているので、ちょっと残念でした★

    雪とか冬とか寒さなど
    空気感の表現力が素晴らしい作品ですので
    その部分を中心にご堪能いただくのがいいのではないかしらと思います。

    投稿日:2014/07/01

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  • 百聞は一見に如かず

    人間の兄妹ときつねの子の交友を描いた、とても愛らしいお話です。

    「きつねは人を騙す」という誤解を解くため子ぎつねの紺三郎は、雪の日に出会った人間の兄妹の四郎とかん子を、十一歳以下限定の幻燈会に招待します。

    …きつねの幻燈会、とてもいいアイデアですね。
    大人が言ったこと、学校で習ったことを鵜呑みにせず、自分たちで考え決めることができる。

    百聞は一見に如かず、ですね。

    新しい絆を作っていってほしい
    人間と動物の架け橋になってほしい
    それができるのは、純粋な心を持った子どもだけだから…

    人間と動物が仲良くありたいという、作者の想いが溢れた作品ですね。

    投稿日:2014/06/29

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  • 幻想的な絵が印象的

    宮沢賢治の文章と絵が絶妙にマッチした美しい絵本。以前に同じ「雪わたり」を読んだことがありましたが、絵でこんなにも世界観が変わるということが驚きでした。幻想的な絵に心奪われる絵本でした。後に残るこの余韻は、宮沢賢治の持つ力、そして絵の持つ力なんでしょうね。

    投稿日:2014/06/29

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  • 幻想的でハっとする美しさ

    黒一色で描くことで、こんなにも雪の白さ、月明かりの美しさが際立つとは驚きでした!

    実は最初、美しい言葉が続くことに、私の想像力がついていけず、一旦読むのをやめました。数日たって、もう一度読み始めたところ、今度はすーっと物語の世界に入ることができました。

    頭でいろいろと考えるよりも、ピュアな心で読んだほうが、この作品の世界に浸ることができますね。

    それにしも、この作品に登場するキツネと子ども達のかわいいこと、かわいいこと。癒されました♪

    爽やかな気持ちになれる、とってもピュアな作品です。

    投稿日:2014/06/19

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  • 記憶に残るリズム 受賞レビュー

    • ももうさ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子6歳、女の子4歳

    小学生の頃、国語の授業で初めて触れたお話で、
    「にほんごであそぼ」でも『キックキックトントン♪』の下りが扱われていて、
    娘たちもすぐ口ずさみ、とても懐かしく思っていました。
    何といっても、言葉のリズムの素晴らしいこと!

    実家は冬かなり【しばれる】地域で、
    小さな頃は少〜し雪わたりが出来るほどでした。
    娘たちにも体験させてあげたくなりました^^

    投稿日:2014/06/17

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  • 美しい表現が魅力

    • レースさん
    • 40代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    宮澤賢治らしい自然の美しい表現が魅力的でした。
    ちょっとくどいかなというくらいのくりかえしのやりとりや歌なんかも、賢治作品のいいところでもあるし、長いお話ですが小さい子にもなんとなくわかって楽しめると思います。

    高学年対象に読み聞かせするのにとても苦労させられました。聞き慣れない文章の言い回し、昔風の言葉使い、歌の部分のリズムのつけ方、などなど、たくさん練習しました。この絵本の文章の句読点のつけかたはところどころ「?」で、文章の区切り方も考えました。

    二人の子どもがキツネに幻燈会に誘われるお話なのですが、その幻燈会は12歳以上入場禁止という設定です。11歳12歳あたりの子どもはその部分に反応して興味をそそられるみたいで「オレまだ11歳、セーフ」「ああ、オレは12歳だからだめだー」みたいな感じで、盛り上がりました。
    キツネは人をだましたりはしない、酔っ払ったり臆病だったりした人が、兎のふんを団子と間違えて食べてしまったりするという意外な内容にも子どもはひきこまれていくと思います。

    お話は前から知っていて、頭の中では真っ白い銀世界を想像していました。この絵本の絵は黒ベースだったので、ちょっとびっくり。でも考えてみたら夜の幻燈会なので、周りが黒なのも頷けます。

    投稿日:2013/01/19

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  • 幻想的

    モノトーンなのに、こんなにも美しく幻想的な
    世界を描くことってできるのですね。
    寒くて雪も凍る夜。月の美しい夜。
    狐たちとの夢のような交流。
    宮沢賢治の美しい言葉が、際だつように思います。
    私も狐の幻燈会に行きたいけれど12歳より上なので
    行くことができません。残念だな。

    投稿日:2010/11/11

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