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不思議の国のアリス自信を持っておすすめしたい みんなの声

不思議の国のアリス 作:ルイス・キャロル
絵:ロバート・イングペン
訳:杉田 七重
出版社:西村書店 西村書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:2015年10月10日
ISBN:9784890139644
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,394
みんなの声 総数 26
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17件見つかりました

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  • 訳者のセンス、キラリ 受賞レビュー

    • ドラさん
    • 50代
    • ママ
    • 長野県
    • 男の子9歳

     就学前ほど多くはありませんが、今でも小学3年生の息子と一緒に本を読むことがあります。息子は成長するにしたがって、絵本から幼年童話へと移り、最近ではかなり長い物語を好むようになってきました。本のページ数が増えるにしたがって、逆に挿絵は小さくなり数が減っていくものですが、この「不思議の国のアリス」は、この法則には当てはまりません。ページをめくるたびに、アリスを初め三月ウサギ、チェシャーネコなどのユニークなキャラクターが飛び出してきます。しかも、全てがカラーで細部にわたって丁寧に描かれています。私にとっては随分と昔に読んだきりで、記憶があいまいになっていましたが、「こんなキャラクターもいたなあ」と懐かしく思い出されました。もちろん初対面の息子は次々と現れる彼らを興味津々で覗き込みます。いくつになってもお話と一緒に絵を楽しむことができるのは嬉しいもの、そんな楽しみを存分に味わえる贅沢な1冊になっています。

     そして、アリス作品の特徴のひとつにあげられるのがナンセンスな言葉遊びです。けれど、150年も昔に書かれた外国の話ですから、書かれた国や時代背景を知らない者にとっては、そのままでは面白さが伝わらないこともあるだろうと思います。ですから、物語の魅力を満喫するために訳文の持つ力は大きいのではないでしょうか。特に私のような原文を読める英語力がない読者にとっては、訳された文章だけが頼りです。この本の紹介文に「読みやすい新訳」とあったとおり、今の日本人の感覚に合っていて、翻訳ものであることを意識せずに楽しめました。

     中でも訳の面白さで気に入ったのが「ウミガメフーミの身の上話」の章です。フーミという名前のウミガメだろうと思わせておいて、実は「ウミガメ風味」だという、すでにタイトルからしてひねりがきいています。そして年寄りのウミガメ先生は、教壇に立つのがお仕事だから「タツノオトシゴ」と呼ばれていて、算数では足し算、引き算から始まって爺算、婆算までも習います。授業時間が毎日引かれていくのは、先生の寒すぎるジョークにみんなが引いてしまうからなどといった具合です。息子と二人で大笑いしながら読みました。訳者の方は英語や英語圏の文化に詳しいのはもちろんなのでしょうが、それを全く異なる国の言葉にぴったりと当てはめてしまうセンスの良さも抜群だと思います。

     息子からはすでに続編「鏡の国のアリス」をリクエストされていますので、こちらも大いに期待して読みたいと思っています。

    投稿日:2016/02/09

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    1
  • 私が初めて『不思議の国のアリス』を読んだのは、確か高校生の頃。
    それまでは、ディズニーのアニメでしか知らなかったアリスの世界。
    原作を読んで、次々に展開されるナンセンスな世界に新鮮な衝撃を受けたのを覚えています。

    あれからどれくらい時が流れたでしょう。

    私は再び、
    アリスと一緒にウサギ穴に落ちちゃいました!
    しかも今回はなんと・・・わが子まで道連れに!

    絵本ナビでこの新訳の「不思議の国のアリス」を見た瞬間、
    懐かしい題名と、私が読んだ本とは全然違うアリスの絵に惹かれ
    自分の読書用にと図書館から借りて来ました。

    一人で読んでいると、隣からぐぐっと子どもが覗きこみ
    「何読んでるの?何読んでるの?」と。

    9歳のうちの子にはまだこのナンセンスな面白さは理解できないのでは?と思いつつ、
    とりあえず一緒に読んでみることにしました。
    すると。
    わからないところはわからないけれど、
    わかる部分はやっぱりとても面白いらしく
    気に入った文章は、クスクス笑いながら何度も読み返したりするので
    なかなか次のページに進めません。
    私は早く先が読みたいのにー!(笑)

    でも、こんな楽しみ方も「あり」だな〜とも思います。(子どもにとっても、そして私にとっても。)

    子どもが学校に行っている間に、私はこっそり一人で先へと読み進み
    それがばれない様にそっと栞を元の位置に戻しておく。
    そんなことを何度か繰り返して、私は一足先に読み終わりました。
    あ〜、面白かった!!
    (もちろん、先に読み終わっちゃったことは子どもにはナイショです。
    バレたらきっと、「先に読んじゃうなんて、ズルイー!」って怒られちゃう。)

    ラストシーンで、
    アリスが目覚めて走り去った後に、お姉さんが妹のアリスのことを考えているシーンがあるのですが
    これがグッときます。
    昔、高校生の私は、ここの部分もちゃんと読んだのかしら?
    きっと、読んでも気にも留めなかったんでしょうね。
    親になった今だからこそ、心に響いたのかもしれません。

    訳は、現代っ子でも読みやすい文章になっていると感じました。
    挿絵も素晴らしいです。1枚1枚が、まるで美術館に飾ってある絵画のよう。
    挿絵を描いたロバート・イングペンのあとがきから、この画家が
    ルイス・キャロルの依頼で最初にアリスの挿絵を描いたあのジョン・テニエルのことを
    心から尊敬していることが伝わってきます。

    いずれにせよ、この本は『不思議の国のアリス』を
    こよなく愛する人たちの手によって生み出された
    スペシャルな1冊なのだと実感できる作品です。

    **************************
    対象年齢は特に書いていなかったと思いますが、
    小学校5〜6年生以上で習う漢字にはフリ仮名が振ってあるようです。
    このナンセンスな面白さを余すところなく味わうには、
    小学校高学年から中学生以上の人生経験があると
    なお良いかもしれません。

    プレゼントにもとても喜ばれると思います。

    投稿日:2016/02/10

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    1
  • へんてこりんのぽんぽこりん

    「絵のない本なんてつまらないわ!」と言ったアリスに共感したあの日から、ずっとこの世界に魅了され続けている一人です。

    時計を見ながら「遅刻だ!遅刻だ!」と走り去る白いうさぎを、果たして追いかけない人なんているでしょうか?

    アリスは自分自身。
    夢中になって、何度冒険したことでしょう…!

    物語の始まりを感じさせる表紙が素晴らしいですね。表紙を開くのがワクワクします。
    アリスの楽しそうな表情もいい。

    アリスを知らない色んな年代の方におすすめしたい一冊です!

    投稿日:2016/02/10

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    0
  • 久しぶりのアリス

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    なんといっても挿絵が素晴らしかったです.すべてのページに挿絵が入っている豪華さにもびっくりしてしまいました.
    どのキャラクターもとても個性的なんですが,みんなほんとうにいきいきと描かれていて,もしかしたら本当にアリスの迷い込んだ世界は存在するのかもしれない・・・と思えてきました.
    読み進めていくうちに,自分もアリスと同じで不思議の国を冒険しているような気分になってきます.

    アリスの本を読んだのは小学校以来久しぶりだったんですが,大人になって読んでもやっぱり面白いものは面白いですね.

    投稿日:2016/02/10

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  • また読みたくなる

    ずっと読み継がれてきた『不思議の国のアリス』に、こんな素敵な挿絵が描かれた1冊で再び会えるとは…
    子どもたちと一緒に読んだ絵本や、ちょっと古くなった図書館の本で読んだことのあったお話でしたが、ぜひ読んでみたいという気持ちになりました。
    挿絵の入り方や各章の題名が、読み手の心をつかむような表現で、最初から最後まで、不思議な世界を一緒に旅することができ、忘れていた場面もすべてよみがえってきました。あとがきまで、充分に熟読しました。

    投稿日:2016/02/10

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  • 不思議な物語の世界へ

    • 野風さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 女の子2歳

    不思議の国のアリスをまともに読んだのは、これが初めてです。

    大きくなったり、小さくなったり。
    不思議の国の住人はみんな怒りっぽくて、
    常に不安がつきまとうのですが、
    アリスの好奇心の強さ、魅力に、ついつい読みふけってしまいました。

    なんといっても、ページをめくるごとに現れる、繊細で美しい絵!!
    この一冊があれば、何度も何度も不思議の国を楽しむことが出来るはずです!

    こどもにも、いつかこの世界を体験させてみたいと思います。

    投稿日:2016/02/10

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  • 大好きです♪

    不思議の国のアリスはとても有名ですよね♪私もうちの子も大好きです!話の内容はもちろん、空想の世界に引き込まれる感じで、わくわくします。そしてなんといってもやっぱり登場するキャラクターがいいですよね♪うちの子はチェシャネコが大好きで、お茶会のシーンに憧れて、ままごとはいつもアリスごっこと言って、チェシャネコになりきっています(笑)文章が長いためまだ6歳の息子には難しいかもですが、本棚に置いておきたい1冊だなぁと思いました!

    投稿日:2016/02/10

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  •  ずっしりと重い、豪華な絵本です。カラーの挿絵がすばらしいです。リアルさと幻想的な感じを両方持ち合わせているような不思議な絵で、とても魅力的だと思いました。長めのお話ということで、読むのを躊躇しても、挿絵の魅力が、アリスのお話の世界に引っ張っていってくれるような気がしました。 

     テンポのよい訳は、今の若い人に合っているように思います。ぼうし屋に「あなたにカンケーないでしょ」と言うアリス。面白い。他の本だとぜんぜん違う訳です。

     アリスファンには、コレクションに加えるべき 新しい一冊ですね!

    投稿日:2016/02/05

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  • 期待以上でした

    不思議の国のアリスといえば、あのテニエルの絵という感じで、定番となっていたものに新たに挑むのは、絵を担当されたロバート・イングペンさんも相当なプレッシャーだったのではないでしょうか。

    でも、アリスの着ている服が、若干、今風だったり、動物たちも丁寧に描かれていて、何よりも絵の数が多いので、場面をイメージしやすくなっています。

    とても力作だと思いました。

    文章の方も、とてもリズミカルで読みやすい日本語訳になっていて、言葉遊びにもとても苦心されたとのこと。よく伝わりました。

    ことばが多く、摩訶不思議な世界がナンセンスにどんどんと広がっていくので、小学生中〜高学年向けかなぁと思います。

    投稿日:2016/02/08

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  • 久々に楽しめました

    不思議の国のアリスは有名で仕掛け絵本も持っていますが、この本はとても読みごたえがあって、絵も十分アリスの世界を物凄く上手く表現していて凄いと思いました。久々にアリスが楽しめて、アリスファンには貯まらない1冊だと思います。

    投稿日:2016/02/05

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