『モチモチの木』で有名な、斎藤隆介&滝平二郎の作品。
7歳のかみなり娘、おシカが主人公です。
おシカは下界の子どもたちとセッセッセで遊びたくてたまらないのです。
もちろん、おっかあから無理だと言われますが、
おシカはおっかあの目を盗んで下界に降りるのです。
角の隠し方、なるほど!で、しかもキュートですてきです。
でもやっぱり、突然現れた子を相手にしてくれるはずもなく、
途方に暮れるおシカをかばってくれたのは10歳の男の子、茂助。
茂助の優しさに、おシカは、優しさが染み通ったゆえ、涙を流すのです。
もちろん、おとうからお仕置きも受けますが、その時のおシカの心情にびっくりです。
おシカと茂助の交流が心に染み入ります。
このピュアな世界、小中高生はもちろん、大人にも紹介したいです。