子どもと一緒に読みました。初めてお友達に会うときの微妙な心の動きや、相手はどんな子だろうと緊張して、ドキドキする気持ちなどが、わかりやすく描かれています。一人でいるときは、それが当たり前で寂しいと感じていなかったのに、気になる友達ができると、相手がどうしているのかが気になってしまいます。会えなくなるととても寂しくなります。最後には、温かい気持ちになります。私は、子供を相手に読んだので、お友達という設定で読みましたが、この絵本は、恋人や兄弟でも当てはまると思うので、子供だけではなく、大人にも読んでもらいたい作品です。子供が気に入って、今まで毎晩読んでいた本よりも、この絵本の方が好きと言っていました。大人の私も、何度も読み返したくなる作品です。心がカサついた時等に読むと、肩の力が抜ける作品だと思うので、手元に置いておきたくなりました。