だるまちゃんの今度のお相手は、なんと、山姥の娘、やまんめちゃんです。
祖母(山姥)の病気を治すために薬草摘みしていたところでだるまちゃんと出会うのですね。
薬草は、昔の人々の知恵そのものです。
そのあたりも体感したいものです。
やまんめちゃんのおうちに行って、木の葉で作った鳥で遊ぶあたりも、
素朴なおもちゃが素敵です。
ところが、だるまちゃんが崖から転落するハプニング。
救出するくだりは、みんなの表情が必死で、自然と向き合う迫力を感じました。
お見舞いの品、お返しの品。
ちょっとした心遣いも感じ取りたいです。
おどろおどろしいイメージの山姥ですが、自然と一体化したような存在と思えば、
付き合えそうですね。
やまんめちゃんの造形も、素朴ながら、女の子らしい髪飾りなど、
意外にキュートです。
巻末の作者の言葉も滋味深いです。
共存共生の精神、大切にしたいです。
小学生くらいからでしょうか。