図書館で借りて、初めて読んでみました。
なんなんですか?これは・・!!
そよそよと爽やかなタイトルからは想像も出来ないこの内容!
最初のページから「なんだ?手のデカイ猫だなぁ・・」と思ったら、次のページにはどどーんと大きな手のアップ!・・たまげました。
更に、タヌキが出てきていきなり「ギューッ、ギューッ」って、タヌキじゃなくてもビックリするよ!
そして、何故かおにぎりに・・・えええぇぇえ〜っっ??!!
更に更に、次のページにはその過程すっとばして、いきなりライオンがおにぎりにされてしまってます(笑)
カバも、ワニ(もはや説明が無ければ何の動物かさえも分からない状態の)も、テングザルも・・・
あれっ、このテングザル、もしかして表紙の?と慌てて表紙を見返してみると、あぁ・・・画面左にはネコの魔の手。それに気付かずにいるニコヤカなテングザル・・・
こうやって不意をつかれて、み〜んなおにぎりにされた模様(笑)
ゾウも、ヒョウも、ブタも・・・ブタは白いから美味しそうだな、などとちょっと飽きてきたところに、形を直す?!!この絶妙のタイミング、しかも直すのは何故かシッポ(笑)
その次の「おにぎりがいっぱい」で、もう苦しいほど笑いが止まらないのに、更に次には「おべんとう」?!!
読み聞かせしながら、私も、息子も、お腹を抱えて笑いました。
息子は「誰のおべんとうだよっ!」と突っ込みつつ・・・
まさに抱腹絶倒。
なんでみんな、なされるがまま?おにぎりにされると、心もおにぎりみたいになってしまうのだろうか・・・
息子は大ウケで、「お父さん、この絵本オモシロイよ!!」と勧め、父親も読んでみましたが「これは・・結局何が言いたい絵本なんだ?」と。
いえいえ!意味なんか必要ありません!これぞまさしく、究極のナンセンス絵本。
長新太さんの凄さを改めて思い知らされた1冊。
ホント、やられました(笑)