半世紀以上前の英国の詩人、ウォルター・デ・ラ・メアの詩、
「The Ride-by-Nights」に、カロリーナ・ラベイが絵をつけた作品。
詩だけを追うと、魔女が空を飛ぶ情景だけです。
ところが、下界のハロウィーンの光景を絵で添えると、
あらら、ハロウィーンの光景に一変。
絵による意訳、といった感じです。
絵本ならではのコラボレーションでしょうか。
でも、巷にあふれるハロウィーンの光景とは違い、
実にほのぼのとした、人の温かさを感じる光景です。
何より、夜空の星座の情景描写が素敵です。
まずは音読だけで味わい、それから絵本として読むと、
また違った味わいだと思います。