ふくざわゆみこさんが、医療物!?と、ビックリしましたが、
表紙の絵を見て安堵。
こんなとびっきり笑顔のお医者様なら、お会いしただけで、ずいぶん治りが速そうです。
森の病院のはりねずみ先生の日常を描いてあります。
もちろん、かかりつけ町医者のように、診察範囲はオールアラウンド、
頼もしいです。
はりねずみという小柄な造形が、意外にもはまり役です。
注目は、医療器具がかなり本格的であること。
ふくざわさんの絵と言えば、木製グッズや調度、食べ物が素敵なことなのですが、
今回はそれにプラス、顕微鏡や聴診器など医療器具がとてもリアルなのです。
加えて、特製の椅子が素晴らしい!
見返しから裏表紙にかけてのサブストーリーにも唸りました。
そして、受付の白鳥さんとのエピソードも、心ほっこりです。
医療関係者の働きに日々感謝しているだけに、
はりねずみ先生を思わず拝んでしまいました。
幼稚園児くらいから、でしょうか。