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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

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よだかの星」 みんなの声

よだかの星 作:宮澤 賢治
画:小林 敏也
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2021年02月
ISBN:9784769023418
評価スコア 4
評価ランキング 33,095
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  • 「よだかの星」の意味する世界

    「よだかの星」は、物語としてもとても重みのある作品だと思います。
    いじめ、差別を強く感じさせる内容であり、よだかの自己犠牲的な最期は、自殺をも連想させます。
    たかは何を象徴するのでしょう。
    よだかの不幸に関与することのない、多くの鳥たちは何を意味するのでしょう。
    そもそも「市蔵」という名前に悪意を持ったレッテル張りは、あるまじき傲慢ではないでしょうか。
    それだから、後半に登場する星座たちは、手の届かない天空に向けた祈りのように思えるのです。

    ともあれ、内容的に深みのあるこの作品を、多くの絵本作家が視覚化していて、それぞれに描
    かれ方に独自性を感じます。
    よだかは醜いのでしょうか。
    よだかは可哀想なのでしょうか。
    客観的に描いているうちは、この作品を奥底までは到達できないようにも思います。
    その意味では、小林敏也さんの絵は、鳥たちの自然体や心象、後半のよだかの飛翔に寄り添って描いているように感じられて、自分には嬉しい絵本でした。
    たかという権力に立ち向かえない、よだかの切なさに、感情移入してしまいました。

    投稿日:2024/04/25

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