泥棒が花を育てて優しい心が芽生える・・・
というお話なんだ〜嬉しくて泣くのかな〜と読み進めていたら、
まさか、大事な花を踏みにじられて涙することになるなんて・・・。
自分の危険も省みずに花の元へと走った泥棒に
すっかり感情移入してしまい、
戦争のために咲き誇る姿を見れないなんて、
理不尽過ぎて、悲しく切なくなりました。
でも、悲しみに暮れてお話が終わるのではないのですよね。
花の絵を描き、また新しい花を植える。
前向きな素敵なラストなのですよね。
孤独な心が愛を知り、
その愛するものと突然別れることになっても、
その心は終わらない。
きっと新たな愛を見つけて掴んでいく。。
とても素敵な絵本だと感じました。