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くいしんぼうのあおむしくん」 みんなの声

くいしんぼうのあおむしくん 作:槙 ひろし
絵:前川 欣三
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:2000年09月
ISBN:9784834017021
評価スコア 4.26
評価ランキング 21,525
みんなの声 総数 76
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76件見つかりました

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  • 予想だにしない展開

    おまんじゅうのようなまるまるした青いあおむしくんの表紙にふと目がとまり、手にとってパラパラとめくったら、内容の不思議さと壮大さにびっくり!もう本棚に戻すことができず、そのまま購入して帰りました。

    どこか哲学的で、理不尽で、ホラーでもあるような不思議なお話です。
    どんどんお話に引き込まれ、予想外の展開にドキドキさせられます。
    最後はハッピーエンド…?でも宇宙の果てがどうなっているのか考えるような、なぜ命というものが存在するのか考えるような、そんなとても大きくて答えが出ない感覚が残ります。

    1年生向けの読み聞かせに使ったのですが、子供達が途中怖くならないように、できるだけ明るめの声で軽やかに、かつ淡々とした調子で読みました。子供達は(先生も)、最後までどうなるのだろうとドキドキハラハラしながら聞いてくれました。

    深く考えずにお話そのものを楽しむのもいいし、これをきっかけにいろいろな対話をしてもおもしろい絵本だと思いました。

    好き嫌いが分かれてしまうかもしれませんが、一度は読んでみても損はない作品だと思います。私はとても気に入りました!

    投稿日:2016/09/29

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  • なんとも愛らしい風貌のあおむしくん、そのくいしんぼう振りたるや桁違い。あれこれ見境なくぺろりぺろり、どこまでもぺろりです。でもそのおかげで主人公まさおが戻ったときにみた家や景色は、一段と大切に思え違う風にみえたのでは。いや、それとも元々私たちはあおむしくんのおなかで暮らしていた?!話が終わった後の見返しの水色がそのまま空を彷彿させ、絵本が終わってからも想像力が膨らみ面白くなってきます。

    物語の展開のよさや意外性はさることながら、頁をめくる度に目を奪われるのが前川欣三 さんの絵。なんとも味わい深い輪郭線に、遠近感や空間を感じさせる構図、そしてやや渋めに抑えられながらも場面展開に応じた功名な配色。そこにマットで水色のあおむしくんの動きが加わって、どの頁のどの一枚もなんとも気になる絵。私が好きなのは、ゴミに並ぶ人々、逃げる人々、村の歓迎、まさおをのむところでした!

    こどもにおすすめするとしたら、こどもにはよく食べてよく育ってほしいから、こんなに素直にくいしんぼうのあおむしくんはみていて気持ちがいいです。

    投稿日:2011/03/28

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  • 昔とても印象的だった絵本

    子どもの頃に持っていた絵本で、とても印象に残っていました。母親になってから何十年ぶりかにこの絵本に出会い、懐かしさのあまり夢中で最後まで読みました。

    そうそう、こんなお話でした…!レトロな色彩のイラストに独特の味があって、そこに水色のあおむしくんが存在感いっぱいに描かれています。

    止まらずにどんどんなんでも食べてしまうあおむしくん。でも、全部食べ尽くして何もなくなっても不思議とあおむしくんを責める気にはなれませんでした。それは、悪いことをしている自覚があるのに止められないあおむしくんが、まだ自制心の育ちきっていない子どもたちに重なって見えるからなのか、最終的におなかの中で元の生活が続く安心感からなのか…分かりませんが、隅から隅まで食べてきれいにすることに何とも言えない爽快感がありました。

    娘は「きっと夢だったんだね」と自分なりに納得しているようでした。

    投稿日:2020/06/18

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  • まさおくんの ぼうしに穴が空いています   青い穴です
    なんとそれは くいしんぼうのあおむしくんだったのです
    本当に食いしん坊で どんどん大きくなって お腹をすかしているあおむしくんは、ゴミを食べてくれるところまでは良かったのですが・・・・
    なんと なんと パパもママも みんな食べてしまうなんて

    まさおくんは あおむしくんに パパとママを返してと言うのですが・・・・
    それどころか くいしんぼうのあおむしくんは 町全体をすべて食べてしまうのです

    これは SFのようです    
    うみも 大型船も     そして 工場の煙もすべてを食べてくれたのです
    すべてを食べ尽くして まさおひとり取り残されるのです

    そして ともだちのまさおも飲み込んでしまうんです

    まさおは 飲み込まれて自分が見たものは   この不思議なお話

    お腹の中に飲み込まれてみたものは  宇宙そのものを飲み込んでしまうかね

    はらぺこあおむしくんの不思議なお話でした

    投稿日:2016/08/19

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  • ナンセンス&ホラー。そして、ダーク。

    これはなんともすごい絵本です。
    賛否両論分かれる絵本なのがよくわかります。
    「否」の方のご意見もごもっともです。

    くいしんぼうのあおむしが、なんでも食べて、
    どんどんどんどん大きくなります。
    とにかく食べて、大きくなって、
    お母さんも、友達も、家も町も、すべて食べ、
    とうとう主人公だけとなります。
    あおむしくんと喧嘩になった主人公も、
    ついには食べられてしまいますが、
    お腹のなかに、あおむしくんが食べたものすべてが存在しているのです。

    ナンセンス&ホラー。そして、ダーク。
    カタカナばかりですみません。
    うまく日本語で表現できません。

    息子は楽しみました。
    怖がりはしませんでした。
    読み終わってすぐ、「すごい話だねえ」と言いました。
    そして、「もう一回」とリクエスト。

    息子はたくさんの絵本を読んできました。
    おかげで、よくあるような絵本にはもう見向きもしなくなっています。
    だから、たまにはこんな本もいいのかな。
    毒にも薬にもならない本よりも、
    毒かもしれないし、薬かもしれない。
    毒だと言う人もいるけれど、
    私は毒とは決めかねる。
    確かなのは、子どもにも大人にも刺激的な絵本だったということです。

    投稿日:2016/05/01

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  • シュールさに引き込まれる

    4歳の息子と読みました。
    かわいい感じのイラストに対し、、ストーリーの方はなんというか…、ちょっとシュールな絵本。
    まさお君も含め、すべて地球上のものを、あおむしくんは食べ尽くしてしまうのです。
    ただ、とても魅惑的。
    息子も結構喜んでいました。

    環境破壊に対する批判??
    まさお君も含め、すべて地球上のものを、あおむしくんは食べ尽くしてしまうのです。
    あおむしくんのお腹のなかでは、空はあおむし君の、あおくあおくすきとおった色。
    ただ、息子は、冷静な鋭い指摘をしていました。
    「お腹の中だと風がふかないから、洗濯物がかわかないよねー」「雨も降らないよねー」と。
    そうだね。

    何だかわからないけれど、とても引き込まれる絵本です。

    投稿日:2015/10/27

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  • 息子一押し

    凄く面白い!
    と、息子絶賛の一冊です。

    私は、面白いというか、ちょっと恐怖すらも感じるような気がします。
    かわいい青虫が何もかも飲み込んで行くのは爽快かもしれないけど、怖いです。
    息子は、そこが面白いそうですが。子供と大人で受け取り方が異なるのかもしれません。そういう意味ではとても面白い!

    投稿日:2015/10/02

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  • う〜ん・・・

    図書館で気になったので借りてきました。
    3歳の息子がどこまで理解できたかはわかりませんが
    ちょっとびっくりな内容です。

    いつもお腹がペコペコのあおむしくん
    食べるから大きくなる
    大きくなるからもっとたくさん食べる

    ゴミも人も船も全部全部食べてしまいます。
    ちょっとブラックな絵本です。

    投稿日:2014/09/21

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  • 最後までドキドキ

    はじめはほんの小さな虫だと思ったあおむしくんが、貪欲にいろいろなものを食べていきます。「どんなに泣いても、もうパパもママもかえってこないのです」子どもにとって最悪の状況。本当にそうなったらどうしよう・・・泣かないで前にすすめるかな?
    4歳の息子はそこまで深く考えていたかどうかわかりませんが、この不思議な世界感が気に入ったようで、何度も読みました。
    最後のページが、家族の温かさにあふれ、ホッと安心できるところが好きです。

    投稿日:2014/02/16

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  • 緑ではなく青い「あおむし」くんが、まさおくんの帽子にくっついたところを発見します。あおむしくんはもう、何でもかんでも食べてしまいます。叱られるとすぐ「ごめんなさい。おなかがすいて、、、」と素直にあやまるのですが、また同じことをしてしまいます。そしてとうとう、パパやママまで食べてしまいます!まさおくんが泣くと「ごめんね、そんなにかなしむなんてしらなかったの」。そして他の町を食べ、反省しては船を食べ、、、、とうとう、世界にはあおむしくんとまさおくんだけしか残らなくなります。泣いたまさおくん、また謝りながらまさおくんを食べてしまうんです!!!でも、その後は全てがもとどおりのようにあおむしくんの中に存在していて、パパやママも生きていました。

    幼児向けの絵本なのに、こんなにシュールでブラックな絵本、みたことがありません!!!びっくりな内容でしたが、大人にもすごくオススメです!私は絶対5つ星つけます!

    ちなみに、今回は、家ではパパがかわいい声を作って読み聞かせをしたので聞いている私も「ええ〜!そうなっちゃうの!?」とびっくりでした。

    投稿日:2013/10/11

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