学校で「ちび」と呼ばれていた一人の男の子のお話です。
みんなと同じようにできないということで、放っておかれたり、
のけ者にされたり。。
けれど、6年生になった時に出会った先生によって、「ちび」は
救われるのです!
時代背景がとても古いのと、いじめというものを実感したことの無い
息子にとっては、内容的にはあまりピンとこなかったようですが、
「ちび」が寂しい思いをしていることは伝わったようで、
真剣な面持ちで最後まで聞き入ってくれました。
からすの鳴き声を見事に模写できるようになった経緯や、
どんなに辛くても休まずに学校へ通いつづけた「ちび」の気持ちが、
涙を誘います。大人が読んでも心に響く一冊です。
これは作者が子供の頃に体験した実話が基になっているようです。
作者さんのことをネットで調べてみたところ、いろんな情報があって、
びっくりしました。アメリカでは有名な方なんですね。
日本で名が知られていないのは残念だなって思いました。
こういう心に響く絵本はどんどん子供たちにも読んで欲しいと思います。