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かにむかし (岩波の子どもの本)」 みんなの声

かにむかし (岩波の子どもの本) 作:木下 順二
絵:清水 崑
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\880
発行日:2006年04月
ISBN:9784001151213
評価スコア 4.47
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みんなの声 総数 14
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  • 方言を生かした語り口

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子4歳

    カニが柿の種を拾って、大きくて立派な実がなるまで大事に育てていたけれど、木に登れず実が取れないので困っていると、サルがやってきて「おいらがもいでやろうか」と。てっぺんまで難なく登ったサルは、次々にカニの柿を食べてしまい、しまいには青く固い実をカニに投げつけて殺してしまいます。
    読み始めて最初に気付くのが、方言を生かした語り口です。長年語り継がれてきたように表現に無駄がなく、一気に物語の世界に引き込まれます。そして、リズミカルなくり返し。カニが柿を育てるシーンは、「はよう 芽を だせ かきのたね、ださんと、はさみで、ほじりだすぞ」というインパクトのある言葉。そして、ぐんぐんと柿が育っていきます。カニがサルに潰された後、子ガニによる仲間集めのシーン。こちらはカニや栗の歩く音のオノマトペを軸にくり返しとテンポのよさが読みやすいです。

    投稿日:2020/09/18

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  • 何回か読んでいる昔話

    今回も夏休みの期間に読みなおしました。
    出てくる人物や話の流れが分かっていて、落ち着いて読める絵本です。
    渋柿ってそもそもこの話で学びますね。
    かにの出てくるシーンも多いので、最後の物語に感情移入しやすいと思います。

    投稿日:2020/08/20

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  • きびだんご

    ”さるかにがっせん”には違いないのですが、きびだんごを作って

    リズミカルに、

      「かにどん かにどん、どこへ ゆく」

      「さるのばんばへ あだうちに」

      「こしに つけとるのは、そら なんだ」

      「にっぽんいちの きびだんご」

    と、桃太郎が混じったみたいで、それも面白いなあと思いました。

    投稿日:2019/06/16

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  • 桃太郎だ〜!

    日本の昔話ということで借りてきました。

    久しぶりに読んだサルカニですが、きびだんごがでてくるのですね!
    「にっぽんいちのきびだんご」
    「ひとつくだはり、なかまになろう」
    とは、まさに桃太郎ではないですか!!
    息子と二人で思わず「桃太郎!!」と大きな声をあげ
    そのやりとりがあるたびにクスクス笑いながら読みました。

    うしのふんがどうやってきびだんご食べるんだろう〜とか
    うすは頭のくぼみでたべるんじゃない〜とか
    息子と盛り上がりましたね。

    こちらの絵本は、挿絵もマンガちっくでなく
    言葉もどこかの方言(博多弁?)で良かったです。

    文字数が比較的多いので年中〜くらいではないでしょうか。
    5歳の息子はしっかり聞いてくれました。

    投稿日:2013/11/28

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  • 掛け声が楽しい。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    ものすごく小さい時に読んだ記憶がありましたが、改めて読んでみたくなり、探してきました。

    他の絵本が悪いわけではないのですが「かにむかし」と言ったら、
    この表紙絵がパッと浮かんでくるくらい、代表的な1冊だと思います。

    改めて読むと、字も普通の絵本よりやや大きめだし、清水崑さんの絵はどのページもこれでもか〜って画面いっぱいに描いてあって迫力がりました。
    そしてかにの子どもたちはただ力なく泣いているわけでなく、猿のところへ『戦いに行く』んですね〜。
    きびだんごを持って!
    桃太郎もそうですが、なぜ、きびだんごなんでしょうか?
    昔、吉備津彦尊命が鬼〈当時は”温羅”と呼ばれていた〉をやっつけたから?あやかって……でしょうか?

    「かにどんかにどん、どこへゆく」
    「さるのばんばへ あだうちに」
    「こしにつけつるのは、そらなんだ」
    「にっぽんいちの きびだんご」
    「いっちょくだはり、なかまになろう」
    「なかまになるなら やろうたい」
    という掛け声がまた楽しかったです。
    (これは博多弁?九州地方の言葉だと思うのですが)

    登場する援軍たちもこんなのもいたっけ?と笑いを誘うやつ(はぜ棒)までいて、楽しかったです。
    今度柿のなる季節に子どもたちに読んでみたいです。

    投稿日:2011/12/10

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  • リズムのよいやり取りが楽しい

    方言で書かれている「さるかに合戦」のお話。
    リズムのよいやり取りが楽しく、どんどん読み進められます。

    「はよう、芽をだせ かきのたね、ださんと、はさみでほじりだすぞ」の場面では、映画『となりのトトロ』でサツキとメイが「まっくろくろすけでておいで。でないとめだまをほじくるぞ♪」のと言ったときのリズムを思い出します。

    こどもたちも生き生きとした言葉の調子が楽しいらしく、何度も読んでとせがみます。この本は一人で読むより、誰かが読んでくれるのを聞くのが楽しいのかもしれません。

    投稿日:2011/10/28

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  • 桃太郎?!

    上の子(小1)の教科書に紹介されていたので
    これってさるかに合戦だよね。と思いながら
    図書館で借りて読みました。

    かにがおにぎりをひろうんじゃなかったかな?なんて
    思いながら読んでいると
    「きびだんご?」えっ?と上の子と目が合い
    笑ってしまいました。
    少しずつ話が違うのと方言が面白くて
    子供たちと笑って読みました。
    アレンジが面白い絵本です。

    投稿日:2009/12/31

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  • 思っていた以上に読みやすかったです

    よく知られている猿蟹合戦です。

    方言の語りに味があり、方言は読みづらいことがあるのですが、リズムがあり思っていた以上に読みやすかったです。

    絵もどことなくユーモラスでした。

    かたき討ち、勧善懲悪、日本らしい昔話だなあと思います。

    投稿日:2009/12/10

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  • 読み手の技量を問われる

    5歳年長の娘が幼稚園の図書室で借りてきた本です。さるかに合戦は他の本で何度か読んでいて、同じお話ですが、こちらの岩波書店のものは方言?で書かれているので、読み手の技量を試されているようでした。うしのうんちがきびだんご食べるの?とちょっと戸惑いましたが、最後に猿をやっつけてすっきりするお話でした。

    投稿日:2022/10/30

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  • 合体トランスフォーマーむかし

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     1959年初版になっていた、岩波のこのえほん。
    おにぎりがない!柿の種をかにがそれはそれは丹精込めて育てる。
    ひょうと現れたサルに柿を食べられるワ、青柿ぶつけられるワ、
    それでかには死んでしまう。
     お腹の中からたーくさんの子がにが生まれて、
    母ちゃんの仇討ちへ、いざきびだんご持って出ー発ー!
    あれれ、いつの間にか桃太郎になって話は進む。

     佐渡の昔話が原型だそうで、かにの生真面目さが
    まるで農民のように愚直で微笑ましい。
    一方のさるへの表現は淡白そのもの。
    勧善懲悪を絵にしたえほんは数あれど、
    合体&トランスフォーマーがこんな時代に生まれていたとは、
    さすが夕鶴の木下順二だ。

     感謝、感謝。

    投稿日:2019/05/07

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