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子どもたちの遺言」 みんなの声

子どもたちの遺言 写真:田淵 章三
詩:谷川 俊太郎
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年01月
ISBN:9784333023622
評価スコア 4.88
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みんなの声 総数 23
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23件見つかりました

  • 考えさせられます

    • うーずさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子7歳、女の子4歳

    小1の娘に「こどもたちの、なんて読むの?」とタイトルをたずねられ、思わず返答に詰まりました。遺言という意味は即答できますが、子供たちの遺言となると・・・なんて説明していいのか。

    題名は漢字まじりですが、詩にはふりがなが書いてあるので、字が読める子なら読めます。ただ、内容を理解できるようになるには、少し大きくなってからではないと無理かと思います。

    レビューで小6の読み聞かせに使用したという方がいらっしゃいましたが、卒業前の6年生に読んでみたいと思いました。高校生、社会人など読む時期によって感じ方も違いそうですね。

    投稿日:2009/12/19

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    2
  • 現在・過去・未来

    0歳から20歳までの年代ごとの子どもたちの写真と、その断片ごとの詩。
    谷川俊太郎の詩とわかっていても、子どもたちの作品集と間違えてしまうほど、詩は子供たちの心からあふれだしてくる言葉のように思える。
    谷川俊太郎は、生まれたての赤ん坊から、成人式を迎えた女性まで、年齢、性別を超え、子どもたちになり切ってしまうところからしまうところからこの写真に詩を加えている。
    すごいと思う。
    写真も、見事に子どもたちのあるがままを、とても至近距離からとらえている。
    写真が生き生きしているから、詩も生き生きしているのかもしれない。

    この絵本(?)は、自分にとってはすべて過去形であるが、わが子の通過した年月と、これからたどる道程を感じさせてくれる。
    詩の内容が前向きで、自己肯定だからほっとできる。

    この本を子どもたちが見たらどうだろう。自我が育ち、自分を確立し始めた子どもたちにとって、この本は自分の過去の確認とともに将来を展望させてくれるのではないか。
    しかも、とても自然に。

    その意味で、この本はやはり読み聞かせのできる絵本である。
    高学年以上の子どもたちにとっての現在・過去・未来。
    彼らもまた人生の途上である。

    投稿日:2009/09/30

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    7
  • 娘の人生に寄り添って

     友人が日本に里帰りする前に、オススメの絵本を聞かれ、その中に1冊、「まだ私も読んでないんだけど、Wish listの中で、今1番買いたいと思ってる本があるの」と言って、紹介したのが、「子どもたちの遺言」でした。それを、友人が、日本からのおみやげにと、プレゼントしてくれたんです! 本当にうれしかったぁ!こんなに早く願いが叶って。 友人に感謝です!
     
     生まれたばかりの真っ赤な赤ちゃん。まだへその緒もついています。髪の毛はぬれていて、足の裏はカサカサ・・・娘も、こんなだったなあ。生まれてすぐに、自分のおなかの上に置いてもらった時の感動が蘇ってきました。
     そうして、あっというまにお座りができるようになって、歩けるようになって、言葉を話せるようになって・・・。娘は今、「もう まだ?」の詩の中の女の子が「ねえ かくれんぼしようよ!」と、無邪気に笑いかけている顔と、「幸せ」の詩の女の子が、真剣なまなざしで本を読んでいる横顔と、その両方の間を1日のうちに何度も何度も行ったり来たりしながら、少しずつ「おねえさん」の顔へと近づいていっているような気がします。

     その次に来るのは、思春期を迎える子どもたち・・・そこからは、娘の顔でなく、急に過去にさかのぼって、自分自身のその時々の思いが、心の奥深くからどっとあふれ出してくるような不思議な感覚にとらわれます。 
     痛々しいほど、ひたむきに、真剣に、一瞬一瞬を生きている若者たち。反抗期真っ只中でも、にきび面でも、汗臭くても、なんだかすべてが愛しい。

     成人式の振袖姿でこの本は終わっているけれど、その先には、きっとウエディングドレス姿、そして、また1番最初のページに戻って、いつかあなたもお母さんになる日が来るのでしょうね。あなたの人生に寄り添えて、本当にしあわせです。ありがとう。

    投稿日:2009/08/05

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    3
  • 子どもたちの遺言=“息子からの遺言”

    表紙のかわいらしい子どもの写真に目がとまり、よく見るとそこにはドキッとするようなタイトルが・・・。
    正直かなりのショックでした。4ヵ月になる息子をもつ母親としては、なんとも胸の痛くなる、言葉にならない気持ちがこみ上げてきて・・・その表紙だけで涙が出そうになりました。
    実際に読んでみると、出産したときの感動や現在の子育ての楽しさや辛さ、そしてこの先将来への期待と不安・・・そんな様々な思いが頭の中をよぎり、同時に母親としての、大人としての責任の重さを痛感させられました。
    大人からの子どもへのメッセージではなく、未来ある子どもからの、“遺言”。
    写真の子どもたちや作者・谷川氏の言葉としてではなく、今ここにいる我が子からのメッセージのように感じられました。
    親として、大人として、そして一人の人間として・・・深く強く、心にのこる一冊です。

    投稿日:2009/05/15

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    1
  • 子どもたちに遺すべきものが見えてきます。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    詩と写真の絵本です。
    詩は子ども達の気持ちを代弁するスタイルで書かれています。
    写真には0歳・1歳・3歳…20歳と
    2年おき位の子どもが収められているようです。
    無垢で天真爛漫だった表情が いつしか思慮深いものとなり
    様々な心の葛藤を経て大人の顔になる過程を
    この一冊で見る事ができます。
    守られている幸せを全身に感じ
    思いっきり走ったり笑ったり
    悩んだり苦しんだり
    そんな当たり前の子ども時代を
    これからもずっと子ども達が味わえるよう
    今 大人たちに何ができるのかを問われているように感じました。
    なかでも冒頭の詩「生まれたよ ぼく」には
    大きく心を揺さぶられました。
    こんなにも恵まれた時代に生まれても
    自分がこれから生きる地球の将来を憂える
    赤ちゃんからのメッセージです。
    幼い子ども達やこれから生まれてくる子ども達に
    美しい青空ときれいな海と高くそびえる山を遺したい、
    遺さなくちゃならない…と思えてきます。

    大人向きかな…と感じましたが
    子どもが読んだら共感する部分が多く
    自分の気持ちをわかってもらえたように思えてくるかもしれません。

    投稿日:2009/03/31

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    1
  • 絶品です!!

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子17歳

    すごい!!

    なるほど、発想の転換でしたか。谷川さんらしい視点だと思いました。

    写真もなんて素晴らしいのでしょう。
    被写体は個性あるいろいろな表情をした子どもたち。
    こんなに表情よく撮れるんですね。すごい数の写真の中から、選ばれた優れものなのでしょう。

    その写真と「詩」のコラボがすごいです。
    言葉も本当に優れものです。

    子どもに読む前に、まずは大人に是非読んでいただきたい。

    今、うちのだんなさんが「う〜ん」と唸りながらページをめくっています。さて、息子にも読んでもらおう!

    投稿日:2009/03/20

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    1
  • 子供たちからのメッセージ

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    タイトルに一瞬ドキッとしてしまいますが、これはその時その時の子供たちからの精一杯のメッセージです。
    年を追うごとに変化していく子供たちの気持ち、悩みなどがストレートに伝わってきます。
    改めて谷川さんの豊かな感性に驚かされました。

    田淵さんの写真も、その時の子供たちの気持ちが一番現れている一瞬を見事に捉えています。
    自分にもこんな時代があったなと懐かしく思うと共に、娘のこれからを想像したりもしました。

    これから先、ふと思い出したときに、また読んでいきたい作品です。

    投稿日:2009/03/16

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    1
  • 自分自身への遺言

    • くるしまたろうさん
    • 30代
    • せんせい
    • 千葉県
    • 男の子8歳、男の子6歳、男の子4歳、男の子2歳

    自分を見つめて

    家族を見つめて

    夜中に一人で読みました。

    自分の幸せで満足しますかと問いかけられて

    今自分が何のために生きているのかを見つめることができました。

    谷川俊太郎さんの詩と田淵章三さんの写真が目に飛び込んできたとき。
    これがお前への遺言だと,自分が自分へ突きつける。

    大人のための詩だと思いました。

    投稿日:2009/02/28

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    5
  • 読み聞かせに使わせていただきました

    • ひでぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子12歳、女の子10歳

    小学6年生のクラスの読み聞かせで
    読んでみました。

    赤ちゃんから成人するまでの子供たちからの
    視点でつづられた言葉の数々に
    過去を振り返ってみたり、未来を想像してみたり
    してほしいと思って読んでみました。

    みな、しんと聞き入ってくれたので
    つたない朗読でも伝わったかな〜と

    写真もとてもいきいきと時に繊細で
    時に力強い子供たちを映し出していて
    とても、インパクトがありました。

    普段は普通の絵本ですが、
    詩と写真で構成されたこの本は
    またいつもと違う趣で、子供たちにも
    先生も興味を持っていただきました。

    投稿日:2009/02/24

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    3
  • メッセージ受けとめたよ・・

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子13歳、女の子11歳

    「子どもたちの遺言」というショッキングなタイトルでつぶらな瞳の子どもの写真に引き寄せられてしまいました。

    谷川俊太郎さんの詩と田淵章三さんの写真です。

    詩があって写真があるのだろうか?
    写真があって詩があるのだろうか?

    「生まれたよ、ぼく」・・0歳

    から始まって・・「ありがとう」・・20歳までのこどもの成長の写真に詩。

    どの詩もすきだけど、「生まれたよ、ぼく」「一人きり」「いや」
    が特に印象に残っています。
    「いや」は娘が思春期に入ったからでしょうか・・・
    子どもの心・・・ってこんな感じなんですね。

    読む人の年代によってこの詩がすき!っていうのが違うんだろうな・・

    今、この子はこんな風に感じているのかな?って
    自分の子どもの事が少し見えてくる気がします。

    投稿日:2009/02/14

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