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ふでばこのなかのキルル」 みんなの声

ふでばこのなかのキルル 作・絵:松成 真理子
出版社:白泉社 白泉社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2010年09月
ISBN:9784592761433
評価スコア 4.54
評価ランキング 7,001
みんなの声 総数 25
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  • へんてこないきもの?

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳

    ふでばこのなかにへんてこないきものキルル。
    とかげ?りゅう?
    楽しい時はいつかは終わりをむかえるのですかね…。
    おじいちゃんもこのキルルと50年前に出会っていたとは。
    まだちょっとうちの子には早かったかなー。別れとかあまりピンと来なかった様子でした。

    投稿日:2017/10/18

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  • 味わい深い本です

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    あるとき男の子がおじいちゃんにもらった筆箱の中に、きるる、きるると鳴く小さなリュウを見つけます。その名はキルル。おじいちゃんに聞いてみると、キルルとおじいちゃんの昔の絆と約束が明らかになります。そしてキルルとの別れ。
    短い本なのですが、じんわりとした感動があります。キルルはどんな思いで50年眠っていたのだろう。おじいちゃんはどんな思いだっただろう。いろいろ想像してしまいます。リュウと人間の優しい物語です。
    ごっこ遊びの好きな娘は、キルルごっこに夢中です。
    筆箱が出てくるので、小学生の方がキルルを身近に感じるかもしれませんね。

    投稿日:2017/04/16

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  • おじいちゃんにもらった わらで編んだふでばこ
    中に不思議なものがいた     赤い目の小さなりゅうです
    キルルとないたのです
    ぼくは りゅうの事を図鑑で調べて  りゅうは球を持っていることを知ります
    おじいちゃんに話したら 忘れていて 「とかげじゃろ」というのです・・・
    ぼくは キルルのことが心配 何も食べません 
    ある日 おじいちゃんは 子どもの頃のことを思い出したのです

    南の国の旅で ひどい嵐に遭い  一人 あなの中にいた子どものおじいちゃんが 赤い目玉の 小さなりゅうと出会い  りゅうの珠に 家に帰りたいと願ったら 家まで帰れた話を・・・・・
    その時「50年たったら 思い出すという約束をしたのです」

    おじいちゃんは約束を思い出し  自分が忘れていたことを 「ゆるせよりゅう」と涙をながして謝るのです
    キルルは涙の珠をかかえて・・・・
    おじいちゃんとぼくは、キルルが自分のお家に帰れるように願ったのです

    星空のなか キルルとないて 帰って行きました
    おじいちゃん 50年前の約束思い出せて良かったね!

    ぼくはキルルのこと50年たっても忘れませんように・・・・(キルルが好きだったのですね)

    ラストの良いお話しに 涙が出ます  さようなら
    松成さんの優しい絵が良いですね〜

    投稿日:2017/03/10

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  • ちょっぴり切なくて、でもほっこりと温かい気持ち

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子4歳、男の子1歳

    大好きな松成 真理子さんの絵本。
    お薦めされていたので、
    期待して読んでみました。

    読んでいる途中で息子は寝ちゃいましたが、
    どうなるんだろうと気になり、
    一人で読みました。

    良かったです。

    まさかこんな話とは思っていなかったのですが、
    ファンタジーなのでありえないとは分かっているのですが、
    もしかしたら息子にもキルルみたいなお友達ができるんじゃないかな
    と思わせる、ほどにキルルに会いたくなりました。

    ちょっぴり切なくて、でもほっこりと温かい気持ちになりました。

    投稿日:2017/02/14

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  • 大事な気持ちを思い出す

    当時5歳の息子に読んだのだが、自分が泣いてしまって困った作品・・。
    大事な気持ちを思い出します。

    ものすごく大事なことなのに、ついうっかり忘れてしまっていること、ありますね。
    それを子どもとの会話でふっと気付かされることが、僕にもあったのです。

    おじいちゃんと孫、という関係の距離感もとてもよいです。
    我が家のおじいちゃんは二人とももう亡くなってしまったので、子どもたちとこういうふれあいの機会がもう持てないことも、このお話しから個人的に強く切なさを感じる理由かもしれません。

    投稿日:2015/04/15

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  • 題名にひかれて読みました。

    • お豆腐さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子7歳

    小学生(だと思われる)ぼく、のお部屋の様子がとても好きです。たくさん並んだ本、木の色の机。 そしてそれとは違って、ちょっと派手めなおじいちゃんのお部屋、帽子がまた個性的でいいなと思いました。

    おじいちゃんの昔した冒険話、キルルを思い出してよかったです。ずっとふでばこの中で待っていたキルルがかわいいです。

    投稿日:2014/07/18

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  • じんわりと余韻が残る

    図書館でオススメの本として紹介されていたので、気になって読んでみました。
    おじいちゃんのふでばこの中にいた、へんてこないきものキルル。男の子と小さなりゅうの出会いと別れが描かれています。
    やさしい色使いなのに、とても力強い不思議な絵。ちょっぴり切ないストーリーと共に、独特の世界が広がっていました。じんわりと余韻が残る絵本です。

    投稿日:2014/03/17

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  • 筆箱を持っている娘に

    春から小学校にあがった娘は、ランドセルの中にいつでも筆箱を
    入れて学校に通います。そんな娘がきっと楽しめるのではないかな?と
    思ってこの絵本を読みました。
    じぃんとしちゃった。ちいさいキルル、静かだけれど、物語は
    とっても壮大で満天の星空や、長い長い時の流れが見えるようでした。
    ときどきちいさな火をふく、キルルに私も会いたいなあと思うけれど、
    本当に困った時にしか会えないのだろうから、会えなくていいのかも
    しれません。
    一緒にこの絵本を読んだ娘も、キルルのことを50年経っても忘れません
    ように。ときどきは筆箱の中をのぞいてくれますように。

    投稿日:2013/07/04

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  • 味わい深い作品

    男の子は筆箱の中に入るくらい小さな竜のような不思議な生き物をみつけました。竜にキルルと名付け、キルルは「ぼく」の仲良しになるけれど、どこから来たのかまるでわかりません。
    キルルを通して「ぼく」とおじいちゃんが通じていく物語は暖かいです。
    竜は、おそらく誰の心にもやってくる。
    そして、人それぞれに関係を築きあげていくものだと思います。
    自分の中に忘れられた生き物が居ないかどうか、問いかけられる絵本です。

    投稿日:2013/04/07

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  • 遠い日の約束

    ぼくが見つけたへんてこな生き物。
    「キルルキルル」って泣くから名前はキルル。
    ずっと昔におじいちゃんからもらったわらで編んだ古い筆箱がお気に入りで、その中で眠ります。
    緑色の小さな体に、赤い二つの目玉、あくびをしたら小さな火を吹きました――もしかして、竜?
    でも竜なら、珠(たま)を持っているはず。
    ぼくがおじいちゃんに聞いてみると…?

    小さな竜キルルがとにかくかわいい!
    お母さんの宝石箱にもぐりこんで真珠のネックレスの上で眠っている場面が、特に印象に残りました。
    竜にとっての珠は特別なもの。
    その珠を使って人助けをしたキルルに胸を打たれました。

    別れは寂しいけれど、『ぼく』とはまた会える時が来るような気がしました。
    でもその時キルルは、今よりずっと立派な竜になっているのでしょうか。

    投稿日:2013/03/29

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