まいごのどんぐり」 みんなの声

まいごのどんぐり 作:松成 真理子
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2002年09月
ISBN:9784494009008
評価スコア 4.86
評価ランキング 56
みんなの声 総数 92
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92件見つかりました

  • 笑いあり涙あり!

    • はなっちょさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子5歳、男の子3歳

    みなさんのレビューを読んで、即買いしました。予想をはるかに越えるほどのお話でした。
    ケーキ(どんぐりの名前)目線での語り口調がまた感情移入できるツボではないでしょうか。
    読んでいて、こどもたちだけでなく私までクスッと笑ったり、そうかと思えば涙で声が震えたり、何度読んでも読み飽きず、こどもたちも何度もリクエストしてきます。
    絵の中のケーキを探しながら、ここにいるね!と楽しんだりもしています。
    いいお話に出会えたなぁと心温まる思いです。うれしいことです。

    投稿日:2014/05/10

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  • 「ケーキ?」がうれしくて

    秋になったので、どんぐりのお話を と
    5年生の読み聞かせに選びました。

    園児のコウくんとどんぐりのお話なので
    5年生にはどうだろう もう少し小さい子向きかしら と迷いましたが
    おとなになったコウくんが「ケーキ?」と聞くところが私は大好きで
    この再会の場面を味わえるのは高学年から
    と思い直し読むことにしました。

    ずっとずっとコウくんの足音に耳をすまし、見守り続ける‘ぼく’は
    若い日の片想いにも
    成長する子どもを見つめる親心にも似ていて
    どんぐりの‘ぼく’にいつしかどっぷり感情移入。
    だから、コウくんの「ケーキ?」が嬉しくてしかたない。

    「ケーキ」と名付けられた時点で
    コウくんと‘ぼく’は人対物ではなく
    特別仲良しなふたりになったのでしょうね。
    幼い日の記憶は
    いつしか忘れ去られたようにみえて
    実は心の奥深くに眠り続けていて
    ふとしたきっかけで目を覚ますのでしょう。
    春を待って眠るどんぐりのように。

    ふたつの「うれしいことです。」
    ひとつめは平坦に、
    ふたつめは「こと」にアクセントをおいて読みました。
    間をおいてゆっくりと。

    しみじみとしたうれしさの余韻に包まれ
    それをこわさないよう
    手がそっと静かに本を閉じていました。

    投稿日:2012/10/11

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    1
  • 私自身も「どんぐり」が大好き!!50歳を過ぎても、毎年秋になるとわくわくして「どんぐりひろい」をし、子供たちには「お母さんの前世は栗鼠だね」と言われます。

    そんな私は、はじめてこの本を読んだとき、大げさではなく本当に「号泣」してしまいました。
    大切な大切な「ケーキ」を見つけられないまま辺りが夕日に染まった場面・「ケーキ」が見つけてもらおうと頑張っておしりを上に向けた場面・さくさくと足音がしてさくさくと通り過ぎてしまった場面…本を開かなくても頭の中には1ページ1ページが浮かびます。そして、思い浮かべただけで心臓がキューッと締め付けられます。
    今、こうしてレビューを書いているだけでも、鼻がむずむず目がしょぼしょぼしてきます…。

    大好きな大好きな本!!小学校での読み聞かせでは、秋になると、全学年のクラスでこの本を読み続けています。
    わが子は随分大きくなりましたが、いつまでもこの本を読み続けていきたいと思っています。
    (小学生の前では泣きませんが、自宅で下読みするときには今でも涙がこぼれます。)

    こうくんは、奥さんを連れて・子供を連れて・孫を連れて…「ケーキ」に会いに来るんだろうな…

    投稿日:2012/04/21

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    1
  • 言葉にならない良さ

    絵本ナビでとても好評だったこの本。
    ついに我が家にやってきました。

    絵本を読み続けていると自分の稚拙な文章で
    感想を述べてしまってよいのだろうか?と
    思ってしまう本が何冊か出てきます。

    この「まいごのどんぐり」もまさしくその本です。
    子供はどんぐり一粒一粒に違った顔がある事を
    ことのほか喜びました。その中の一粒が「ケーキ」
    まさしく一期一会。

    まずはお手にとってお子さんと素敵な時間を過ごして下さい。

    投稿日:2011/06/28

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  • これは深いです。あたたかいです。

    • 紫苑さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子15歳、男の子10歳

    この絵本を読んで、すっかり松成さんの絵本のとりこに・・!!

    表紙だけみると、園児向けの絵本のようですが、
    実はとっても味わい深〜い内容なんです。

    幼い子どもさんでも読める長さですが、
    小学生の読み聞かせなら、中〜高学年のほうが、おはなし全体をよく把握できるとおもいます。

    おはなしは、どんぐりの一人称語りですすみ、これがなかなかの味わいです。素直であたたかいタッチ色彩とあいまって、じんわり心に沁みこみます。

    こうくんが必死にさがしても見つけられず、
    まいごになってしまったどんぐりが、自然と土に根付いて
    こうくんと共に成長し、立派な木に育ってゆくんですが、
    制服姿で自転車で毎日傍を通りすぎてゆくこうくんの後姿に
    「おかえり こうくん」
    って声なき声をかけているページがあります。
    くーっ(;;(泣;;)せつない!

    そして感動のラストシーンへ・・・

    幼いこうくんが、ビニールプールに大親友のどんぐりを一緒に入れ・・
    「こうくん ぼくは およげませんよ
    どんぐりですからね」
    って^^おもわず微笑んでしまうページも大好きです。

    我が家の息子が同じ「こうくん」で、(読んだとき高校生)、おもわずかぶってしまって・・
    即ネットで調べて、松成さんの作品展に足を運んでしまいました・・!
    そこで購入した「にようびのばら」(こちらは恋のおはなしで思春期から大人向け)もよかったですよ。

    絵本はあまた読みましたが、
    これは感動的出会いの1冊でした。

    投稿日:2010/09/14

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  • 奇蹟の再会に私が涙

    ドングリが大好きで、かばんの中をいつもドングリでいっぱいにしているコウくん。中でもお気に入りは「ケーキ」と名付けたドングリ。コウくんと「ケーキ」はいつでもどこでも一緒の大親友です。

    ところが、そんなコウくんがドングリ拾い中に「ケーキ」をなくしてしまいます。コウくんは何日も「ケーキ」を探し続けますが、見つけられませんでした。

    「ケーキ」はそれから先もずっと、前を通るコウくんの成長を見守り続けます。コウくんに心の中で声を掛け続けます。そんな「ケーキ」も立派な木になりました。

    「ケーキ」がこんなにコウくんのことを思い続けているのに、コウくんは「ケーキ」のことを忘れてしまったの? そう思ったとき、奇跡が起きます。

    3歳の息子は内容を理解しているのかどうかいまひとつわかりませんが、母親である私はラストシーンで毎回涙があふれてしまいます。絵もとてもきれいで、私の大のお気に入り絵本です。

    投稿日:2010/04/27

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  • 小さな親友

    • クマトラさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、男の子1歳

    こうクンにはたった1つのどんぐりが特別のどんぐりなんですね。
    たくさんのどんぐりの中にあっても名前を付けて大切にしてる。
    カタツムリを乗せたり、一緒に泳いだり、2人は会話してる。
    どんぐりも、もう小さな木の実じゃなく、立派に大親友。
    いつまでも鞄の中にはいれなかったけど、それぞれ形を変えても
    お互いの変らぬ想いは切なく伝わりました。
    こうクンには大事な思い出となり、大きな木になった小さな親友は、
    豊かな枝で、その成長を温かく包み見守っている様子は素敵でした。
    息子も毎晩布団にまで小さな友達を連れてきます。
    どんな会話を楽しんでいるのでしょうか?

    投稿日:2010/04/16

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    1
  • 美しい色

    • なびころさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳1ヶ月

    美しい色で描かれた表紙に魅せられたのでこの絵本を選びました。文章の美しさに感動しました。ドングリの思いがひしひしと伝わってくるのが素敵でした。切々と語るドングリの気持ちを絵がとてもよく表現していて心に残りました。何年たっても忘れてしまったと思っても心の中にはきっちると記憶が残っている素晴らしさを教えてくれる絵本でした。感動しました。

    投稿日:2009/06/11

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  • 通じ合える瞬間

    言葉で対話できない植物や動物との会話って
    きっとこちらが相手を理解してあげるってことなんでしょうね。
    言葉や思いが通じない小さい子供との対話も同じだと思います。
    まず理解してあげないと、こうして欲しいああして欲しいなんて聞いてもらえない。わかりあうってほんとうに大変なことだと思います。

    さて
    こうくんに気付いて欲しいけーき
    けーきに気がつくこうくん
    この通じ合えた瞬間
    顔はなくても、こうくんが見あげた時のけーきの表情が目に浮かぶようで
    見上げた時の優しい絵にはいつも感動します。

    ちなみに娘に朗読していた妻が涙声になっていました。

    投稿日:2009/03/17

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  • 通じ合えた瞬間に感動

    少し前まで保育園から毎日のようにどんぐりを持ち帰って来た息子。そんな息子の大好きなどんぐりを、どんぐりの目線から描いた絵本です。

    お尻のところに「ケーキ」と刻まれたコウちゃんが特別にしているどんぐり。コウちゃんに投げられたり、かけっこをしたりするのが大好きです。それでも嫌でやめて欲しいと思っている、どんぐりならではの切実な悩みはクスッと笑えます。毎日一緒にいた二人ですが、別れは突然やって来ました。決して望んだことではなく、コウちゃんも「ケーキ」も泣きました。「ケーキ」の声はコウちゃんに届かなくてすごくじれったい思いです。ただ「ケーキ」からはずっとコウちゃんを見守ることができたのは唯一の救いでした。月日は流れ、思いがけなくコウちゃんと再会できたのは、お互いの存在に気づいたのと、コウちゃんの気持ちが「ケーキ」に感じ取れた瞬間でもあり、静かな感動を覚えました。

    子供の頃、石ころやどんぐりなど何でもないものに思い入れをして大切にしていたことを思い出しました。きっと息子にも親の知らないところで思い入れをしているのだと思います。大人目線だけで無碍にしないように気をつけてやりたいと思った絵本です。

    投稿日:2009/01/19

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