マシューのゆめ」 みんなの声

マシューのゆめ 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
ISBN:9784769020172
評価スコア 4.51
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みんなの声 総数 48
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48件見つかりました

  • ちょっとしたきっかけ

    • さみはさみさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、男の子1歳

    5歳の長男に読みました。『ペテッティーノ』や『マックマウスさん』など、小さな子供には難しい絵本と併せて読みましたが、それらに比べると分かりやすいのではないかと思います。もちろん、すべてをよく理解して飲み込めたかというとそうではなさそうでしたが。

    マシューの「ゆめ」は将来の夢でもあり、寝ている時に見る夢でもあったのですね。彼には絵描きになるための素質はもともとあり、その準備もできていたのでしょうが、自分の進む道が何であるかまでは自分でも分かっていませんでした。でも、ふとしたきっかけ(現実の体験とその夜見た夢)でそれに気づくことができました。

    息子にもある時そんなきっかけが訪れるといいなと思います。そのためには色々な出会いや体験が必要になってくるのでしょうかね。

    投稿日:2013/07/10

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  • マシューの見た世界とは…

    ほこりだらけの屋根裏にねずみの夫婦が住んでいた。ひとりむすこがいて、その名はマシュー。ねずみ一家はとても貧しかったが、マシューに大きなのぞみをかけていた。マシューがなりたいものとは…
    「世界っていうものを見てみたい。」
    というが、その意味がよくわからなかった。そして、あるとき、その先にあるものが見えた。これこそが、作者の考える世界なのか、求めるものなのか、なかなか奥の深い世界に脚を踏み込んだような気持ちになった。そて、マシューの描く絵が何を指しているのか、想像を膨らませることができた。気になるのは、ニコレッタの存在。

    投稿日:2013/07/10

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  • ゆめはかなうもの

    コラージュで描かれているねずみたちがかわいい!本当にやりたいことを見つけることが生きていくのに大切だということを、分かりやすく教えてくれます。マシューが抽象画家になったのもおもしろい。美術館には沢山の想像するヒントがあるようです。

    投稿日:2013/07/05

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  • 夢みつけた!

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子13歳、男の子10歳

    マシューは貧しいネズミの子供。
    親は医者になってお金持ちになって欲しいと思っていた。

    ある日、お友達と美術館へ。
    そこで、絵画とニコレッタというガールフレンドに出会う。

    夢の中で、マシューは実感したんだ。
    ボクは絵描きになると。

    目に見える物が、その時から美しくイメージできるようになった。
    何事もポジティブな気持ちでいると、夢が近づいてくるという
    その瞬間が描かれていた。
    ポン!っと音がしたような気がした。
    画期的表現だな、と思った。

    描かれる絵が、マシューによるものと
    わかるような気がした。

    レオ=レオニの作風と色合いや、形がどことなく違うもの!

    息子達には、その瞬間どんな音がするだろう。
    いつそんな時がやってくる?

    楽しみに待っています。

    投稿日:2013/07/05

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  • そこに楽しさ喜び輝きをみいだして

     わが子のレオレオニさんとのはじめの出会いは、学校の教科書『スイミ-』。宿題の音読に加え、絵を描いたり、粘土でスイミーの世界を表現したり、オペレッタを音楽会で発表したり、心と体でスイミーの世界を感じとって楽しんでいました。読み手のさらなるアートを生み出してくれるレオレオニさんってすごいです。
     以来レオレオニさんの絵をみると喜んで手に取り『読んで』コール。
     『マシューのゆめは』は子どもたちははじめ表紙の不思議な色形にフレデリックがいる!!って思ったようですが、読み進めていくうちにマシューがえかきにあこがれていくように、わたしたちも絵本のなか全体が美術館のような絵と言葉の世界に魅せられて引き込まれていきました。
     そして、涙がでるほどだった自分の場所がなんとも言えない色や形を見せ変わって見えたあのページをなんども見ました。
     何かをきっかけに自分自身が変わることで同じものが今までのものとは違って輝いて見えるなんて!なんてすばらしいんだろう!
     とかく自分や周りのものを他人と比較したりして悲観的にとらえてしまう私。見方を変えれば輝いているのに。わが子の事もそうかも・・・輝いているはずなのに。と読み深めていくうちに、そこに楽しさ喜び輝きをみいだしていける、そんな見方のできる大人に自分もなりたい、子どもたちもなってほしいなと思いました。この絵本に出会えて感謝です。 

    投稿日:2013/07/06

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  • 将来に希望や夢を持てる本

    図書館から借りてきて、9歳と4歳の娘たちと読みました。

    初めは将来何になりたいか?と聞かれても、わからなかったねずみのマシュー。
    そんな彼が、夢を見つけてはばたいていくお話です。

    絵を描くのが大好きな9歳の長女は、目を輝かせてお話を聞いていました。
    そして「私も絵描きになりた〜い」と。

    長女には今、将来なりたいものがたくさんあるようです。
    しかし、マシューのように、衝撃を受けるような体験があれば、
    今現在の夢とは違った夢を抱くのかもしれないなと思いました。
    彼女にとっての“本物”が見つかるといいなと思います。

    4歳の次女は「いろんな色がきれいだね」と言っていました。

    子供たちをはじめ、私を含む大人にも、
    自分の中の本物との出会いはいつ起こるかわからないものなのかも知れないなと思いました。

    将来に希望や夢を持てる、可能性を教えてくれた本でした。

    投稿日:2013/07/07

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  • 素敵な体験

    色鮮やかで芸術的な表紙の絵が印象的な絵本です。
    貧しいねずみ一家のひとり息子マシューが、ある日美術館に行って、「ここは世界がまるごとある」と感じる、素敵な体験をします。
    一緒に読んでいた6歳の娘も、キラキラした目でマシューの描いた絵を長い間眺めていました。娘はこの絵を見ながら、「マシューはえかきになったんだ。私はねぇ・・・」と言いかけたのですが、その後は続きませんでした。あれこれ思いめぐらせたようですが、まだ「世界がまるごとある」という感覚には出会っていないのかもしれません。これからどんなものと出会って、どんな風になっていくのかなぁ?と娘の将来を想像して、なんだかドキドキしてしまいました。素敵な出会いがあるといいなぁと願います。
    私は最近、「絵本というものには、世界がまるごとあるなぁ」と感じています。子供たちと一緒に絵本を楽しみながら、どっぷりとその魅力にハマっているところです。

    投稿日:2013/06/29

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  • 大人と子ども、それぞれの感想

    • ピクルスさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子5歳、男の子1歳

    娘に読ませよう、というよりは自分が読むために図書館から借りてきました。
    貧しいねずみの子のマシューが、美術館に行ったのを機に素晴らしい絵の世界に目覚め、絵描きになるというお話です。
    親の期待を受けながらも、自分の本当に好きなことを見つけるマシュー。
    我が子にも、マシューのように没頭できるものを見つけてほしいと思う気持ちと、平凡でいいから親の手の届くところにいてほしいと思ってしまう気持ち。親のいらない煩悩で子供の将来を決めてしまわぬように、と思いました。

    ソファで読んでいると、横からのぞいた娘が「わあ、この絵本かわいい!」とひとこと。その時はお友達と遊んでいるときだったので、後から改めて一緒に読みました。
    ストーリーは、どちらかといえば大人向け。でも、絵の好きな娘はとても惹きつけられたようでした。
    絵の具でのびのびと描かれる、夢の中のページ。その中に、ちぎり絵のねずみたち。
    屋根裏のみすぼらしいものが、色と形に彩られていく場面も素敵です。
    子どもと一緒に、絵を描いてみたくなりました。
    子どもが、どんなものに惹きつけられるかは、大人の予測の範囲ではわかりませんね。

    やっぱり、レオ・レオニの絵の力は大きいんだなあと思わされました。

    投稿日:2013/06/28

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  • 夢と絵画

    屋根裏に住むねずみ、マシュー。両親の望みはマシューが医者になることでしたが、マシューの夢は「せかいっていうものを見たいんだ」ということ・・・

    ある日、美術館へ行き、色々な絵画と出会うことで、ここには世界がまるごとあると感じたマシュー。
    その夜、素晴らしい絵の中を歩く夢を見る・・・

    将来の夢は無限の可能性を秘め、どこまでも広がっていくもの。それは寝ている時に見る夢と同じなのかもしれません。そしてそれはそのまま絵画の無限の世界へとリンクしていく・・・

    現実世界へ戻ると、そこにあったのは屋根裏の寒々しい光景。
    でも、絵画の素晴らしさを知ったマシューにはそれらが魔法のように輝きだして見えたことに驚きました。

    世界が見たいというマシューの夢は絵かきになることで叶えられ、彼が描いた一番大きな絵は、あの時に見た夢を描いたものでした。ちゃんとそばには大好きなニコレッタもいますしね☆

    絵画をモチーフにしているだけあって、色彩豊かで、想像性にあふれる素敵な絵本だと思います。

    投稿日:2013/06/27

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  • 美術館に行くのが楽しみになります

    • うつぼっちさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子10歳、男の子7歳、男の子3歳

    まずしいねずみ一家で、大きな期待をかけられているマシュー。
    美術館に行って絵からインスピレーションを受け
    心惹かれる女の子のねずみと会って・・・
    ついに絵描きになる夢を!

    美術館に小さいころから出入りできる海外ならではの設定ですね。
    日本では小さい子どもは美術館に入りにくい、行きにくいところも
    あります。美術館に行ったことがあるほうが、話をリアルに感じることができるでしょう。7歳の息子は「美術館、行ったことあるね!」と話がふくらんでいました。

    いろいろな体験を通して、自分がやりたいことをみつけて、夢をかなえていく。親として温かい気持ちで読み終えました。レオニさんの絵本は大人にぐっときますね、ストーリーも絵も。

    投稿日:2013/06/20

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