ゆらゆらばしのうえで」 みんなの声

ゆらゆらばしのうえで 作:きむら ゆういち
絵:はた こうしろう
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:2003年10月
ISBN:9784834006391
評価スコア 4.79
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みんなの声 総数 80
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80件見つかりました

  • ハラハラとほろりと

    きむらゆういちさんとはたこうしろうさんコンビなんて面白そう!と思い、手に取りました。
    きつねから逃げるうさぎと、うさぎを追うきつね。二人は丸太の橋にやってきます。お互い、「ここを越えれば」「ここを越えさせなければ」と思っていたのに、橋の真ん中で行き場を失ってしまいます。
    シーソーのようになった橋の上で、バランスを取り合う二人。極限の緊張の中で友情が芽生えていく様子が、とても自然で素敵でした。
    ハラハラと、ほろりと。大人も面白かったです。

    投稿日:2022/03/01

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  • うさぎときつねの掛け合いが面白い!

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳、女の子1歳

    丸太の橋にかけこんできた一匹のうさぎ。その後からきつねが追いかけて橋に飛び乗りました。ところが橋が土手からはずれ、二匹が動くたびにシーソーのように揺れはじめます。追い詰め合う緊迫感からお互いを思いやる気持ちへと変化していく様が良かったです!

    投稿日:2021/10/27

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  • うさぎときつねの関係  食われる、逃げる
    ドラマが展開します   うさぎをおいかけ食べようとする きつね
    丸太を渡たるところで 丸太が川に落とそうになるのです
    バランスを保ち 一晩過ごすうちに  二人のあいだに 友情が生まれるんですね
    お互いに 命が危なくなるような経験を共にしたです
    そんな中・・・・命のありがたさを知るのです

    きつねはいつしか自分の餌食になるうさぎを助けるのです
    いのちを だいじにしろ!!

    つかまるんじゃないぞー!!

    こんな友情は なにものにも代えられないですね
     
    きむらゆういちさんと はたこうしろうさんの 子ども時代の写真 なかなか かわいい!
    こんなおまけも新鮮ですね 

    投稿日:2017/06/28

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  • 最後のきつねの言葉がいい!!!

    「あらしのよるに」の作者きむらゆういち氏の絵本だったので読んでみました。
    イラストははたこうしろう氏と何とも豪華なコンビの絵本です。
    「あらしのよるに」に似た「食うもの食われるもの」二匹のお話で,ドキドキしながら各々の気持ちになりながら読めるお話で面白いです。
    最後のきつねのうさぎに言う小声の言葉が実によかったです!!
    共に過ごした者同士(特に怖い中辛い中),そんな中で芽生えた仲間意識はすごいですね。

    投稿日:2017/06/05

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  • 丸太橋効果

    追うキツネ、追われるウサギ。
    あと一歩で、逃げ切れそう…と、ウサギ。
    あと一歩で、捕まえることができるぞ!と、キツネ。
    そんな両者の思いを阻むのは、一本の丸太橋。
    2匹が飛び乗ったことで、バランスが崩れ、どちらも身動きができなくなってしまったのです!

    どうやってこのピンチを切り抜けるのか、切り抜けることができた後には、どちらの勝利が待っているのか、気になって目が離せませんでした。
    かなりスリリング!
    そして、納得の丸太橋効果。

    いつもとは少し違う、はたこうしろうさんの絵が、またこのお話にぴったりで、臨場感あふれる仕上りでした!

    投稿日:2017/04/26

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  • 臨場感いっぱいです。

    4年生の読み聞かせで読んだことがあります。

    うさぎときつねの かけあいが楽しい本です。
    朝の読み聞かせは、10分なので、2冊がちょうどよく・・・
    この本と季節の本の2冊でいきます。

    テンポよく読む為に家で何度か、読んでおき準備しておきます。
    子ども達の熱心に聞いてくれる姿に嬉しくなります。

    お勧めの1冊です。

    投稿日:2015/02/08

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  • 連帯感

    逃げるうさぎと追いかけるきつねに、同じ境遇の立場を経験したもの同士に連帯感が芽ばえ死の恐怖感を体験した二匹の関係が、最後にとても爽やかに読めました。食べたくて追いかけたきつねですが、うさぎにかける言葉がとても優しくて素敵でした。人間関係も憎み合っている関係が、こんな関係に慣れたら素晴しいと思いました。

    投稿日:2013/08/25

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  • 運命共同体のその後

    うさぎを食べようと追いかけるきつねと、必死に逃げてきたうさぎ。
    一本の丸太橋に二匹が飛び乗ったところから、お話は始まります。
    何日も降り続いた雨のせいで丸太橋は崩れ、二匹はシーソー状態になった橋の上に取り残されることに。

    お話は終始スリル満点でした。
    眼下には水かさが増して急流となった川が流れ、丸太橋に取り残された二匹はまさに運命共同体。
    少しでも動けば橋のバランスが崩れて、今にも落っこちそう。
    あっ、危ない!!
    そんなハラハラ感がたまりませんでした。
    目の前に美味しそうなごはんがいるのに手が届かない、どうにかして食べたい、でも死にたくない…そんなきつねの葛藤には、申し訳ないけど笑ってしまいました。

    切り絵を貼ったようなきつねとうさぎの絵も、場面によってコロコロと表情が変わりすごくかわいかったです。
    丸太橋が傾くたび、お話の文章まで傾いて書かれているところがユニークでした。

    その後きつねとうさぎがどうやって丸太橋から逃れられたかは、読んでみてからのお楽しみ。
    でも、同じ危機を共に乗り越えた二匹の中に、はじめとは違う感情が芽生えるのも当然ですよね。
    「ともだちや」シリーズのオオカミさんとキツネくんを思い出しました。

    投稿日:2012/07/03

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  • ああ、よかった

    ここのところ「おれたち、ともだち!」シリーズをずうっと
    読んでいたせいか、娘も私も「怖いキツネ」というものが
    うまくイメージできずとまどいました(笑)。
    だけど、物語が進んでいくにつれて、怖いキツネではなく
    なったので、よかったなあと思いました。
    こういうこと(加害者と被害者が運命共同体のようになって
    いつの間にかお互い親しみを感じてしまうこと)は、現実世界でも
    ありそうだよなあとも思いました。
    私達もこの絵本を読みながらキツネとウサギと運命共同体のように
    なってしまいました(どちらもどうか無事でいて!と)。

    娘は、ハラハラドキドキすることがとても苦手なので、橋がゆらゆら
    揺れたりする場面では、もうパニックのようになっていました(笑)。
    カラスの場面では大喜びしていましたけれども(笑。キツネの表情が
    よかったのだろうなあ。鳥も大好きですし)。

    これって「コロボックルさん?」と絵を見ながら娘は言っていました。
    残念でした。はたこうしろうさんでした。タッチが違うから
    ショコラちゃんを描いた人だとは気づかなかったのでしょうね。

    投稿日:2012/06/28

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  • 一本の橋の上

    一本の丸太橋の上、はじとはじに分かれているのは、ウサギとウサギを食べようとしているキツネ。
    でも、橋が壊れているので、キツネはウサギを捕まえられない。ウサギは逃げられない。

    やがて、食べるものと食べられるもの以上のつながりを感じるようになる2匹。
    映画にもなった「あらしのよるに」シリーズにも似ていますね。

    2匹のやり取りは笑えて、じーんと感動できました。

    投稿日:2011/10/20

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