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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ちいさいおうち」 みんなの声

ちいさいおうち 作・絵:バージニア・リー・バートン
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1965年12月16日
ISBN:9784001105537
評価スコア 4.68
評価ランキング 2,129
みんなの声 総数 170
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170件見つかりました

  • 時を越えて

    田んぼの真ん中に建つ実家は、父が設計した「ちいさいおうち」でした。
    れんげ畑や緑の早稲に映える白壁、稲穂の向こうに見える寄棟屋根、父と母が育てた白いバラ・・・
    四季おりおりの自然風景とともに、家族の思い出がいっぱい詰まった我が家。
    でも、若くして父が亡くなり、3人姉妹それぞれが巣立った今、そこに住むのは母ひとり。
    周りの田んぼは年々埋め立てられて資材置き場になり、新しい道ができて交通量が増えました。
    もうすぐ近くに高速道路のインターチェンジもできるそうです。
    まさに「ちいさいおうち」と同じ状態・・・
    だけど、『ちいさいおうち』の結末は静かな希望に満ちています。
     時を越えて変わらないものがある。
     時を越えて伝わるものがある。
    この絵本そのものもそうだ、と、歳をとった今改めて読んで思いました。
     ps.私たちのおうちにも、明るい未来がありますように。

    投稿日:2004/12/21

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  • 私は子供時代のほとんどを大都市で過ごしたので、田舎に対するあこがれを強く抱いていました。今でこそ、地方の暮らしがそんなに甘いものではないことを理解できますが、当時は、自然にあふれた世界、というイメージでした。今の子たちは「ちいさいおうち」の気持ちが理解できるのかな?私の友人は、「ケータイのつながらないところには住めない」と言っています。そういう大人になってほしくない方におすすめします。余談ですが、こういう移設できるような家造りって、今でもあるのでしょうか?建築家の方にも読んでいただきたいですね。

    投稿日:2004/11/26

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  • 人と共に・・・

    私が子供だったころ、大好きだった本です。
    ちょうど田舎から都会に引越ししたころ。
    ビルの谷間でくるしそうなちいさいおうちに、感情移入していたのでしょうか。
    自然に帰れてよかったね、と。

    大人になって、自分の家を持ちました。
    今、読み返してみると、家というものの大切さが身に染みます。

    先日、台風で主人の実家が浸水しました。
    自分の大事な家が傷だらけになり、おじいちゃんはつらそうでした。
    それでも、家族と人生を共にしてきたうちですもの。
    きれいにして、これからも大事にするよ。
    おうちさん!


    投稿日:2004/11/10

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  • 永く愛されてきた本!

    表紙がカラフルでかわいいけど、中は素朴な色合い。でもなんともいえない良さがある絵です。どんどん都市化され、おうちが見えなくなっていくので、おうちはどこ?と質問して当てさせてみました!以前は難しいせいかあまり興味がないようでしたが、それ以来この絵本に興味をもちました!

    投稿日:2004/10/14

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  • スローライフのすすめ

    • ござるさん
    • 30代
    • ママ
    • 沖縄県
    • 女の子11歳、男の子6歳、女の子3歳

    子どもたちのというよりも、この本は自分の根底にもなっている本。
    時の流れに逆らえず、ちいさなおうちの周りはどんどん発展していき、きれいだったちいさなおうちは荒れ果て、だれの目にも留まらなくなってしまう。でも、ある日ちいさなおうちはみそめられて、以前のように郊外ののどかなくらしができる。
    こどもの頃、この本に出会い時の流れというものを漠然と感じました。一日・一月・一年の時の流れや四季の変化をこの本の挿し絵は教えてくれました。そして、近代化。ちょうど郊外に暮らしていた私の家の周りにもどんどん家がたちはじめ、遊び場だった田んぼや雑木林が姿を消し始めていたころで、他人事には思えずちいさなおうちがさらにいとしく思えました。
    いまここで生活するようになったのも、のんびりと暮らしたいと思ったから、子どもたちは不便だというけれど、便利さに替えられないものもあることを知って欲しいです。

    投稿日:2004/04/17

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  • 自然は大切

    • ぽぽろんさん
    • 20代
    • ママ
    • 長野県
    • 女の子4歳、男の子2歳

    40年も前に描かれていたのが驚きです。今の世の中そのもののお話。作者の周りでも起こっていたことなのか、未来はこうなるとの予測だったのか・・・。

    ちいさなおうちを囲む絵が細かくて魅力的。季節の移り変わりや、田舎が大都会になっていく様子がとてもよく表されています。子供たちも、あれこれ見つけるのが楽しいようです。

    長女は「おうちがかわいそうだね。」と感じたようですが、とても深い内容です。ちいさいおうちは、やっぱり自然の多い田舎が一番だと思い、引っ越せて幸せそうですが、また何十年、何百年後には同じことになるのではないかという不安も残りました。我が家の周りはかなりの田舎だと思いますが、やはり道路が大きくなったり、あちこちで工事などされています。便利になるのを求めながら自然を残していくというのは、本当に難しいことだと感じます。誰の周りでも起こりうる問題、その中で、本当に大切なものは何かを忘れないで考え続けていかなければなりませんね。

    投稿日:2004/01/29

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  • それでいいのかなぁ?

    • ねこゴハンさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子9歳、男の子3歳

    この絵本を読んだ後に、便利さを求めるあまり忘れ去られる環境についての苦言だったり、失って初めて気づく一番大切なものの大事さだったり、そういう思いもたくさん感じるんだけど『結局別のいなかに移して終わり』っていうラストがどうしても気に入らないんです。

    ちいさいおうちは本当にそれを望んでいたのかしら?
    新しい場所でまた同じ事が起こったら、また別の場所に移せばいいの?

    『ここまでやっちゃったモノを今さら元に戻す努力はしません。でもそれじゃあまりにもちいさいおうちが可哀想だから別の所に移して一件落着!』っていう感じがするのがどうにも腑におちないのでこういう評価にさせていただきました。

    投稿日:2004/01/17

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  • 昔の記憶のなかに…

    絵本ナビでこの本を見たとき、「そーいえば、昔に見たことがあったような…」という気になって、読んでみたら、まさしく子供の頃に読んだ絵本でした。まだ、あったんですねえ。ちょっと感動。
     変わっていっていいものと、変わってはいけないものと、7歳の娘と一緒に読んでみて、娘にもおぼろげながらにその内容が伝わったような気がします。でも、これは大人が読んで十分な内容で、子供にはむずかしすぎるかも…。それでも、ちいさな頃から「変わらずに大事にしていかなくてはいけないもの」というものを一緒に考えていくいいきっかけのようになってほしいな、と改めて思わされる絵本です。ぜひ一度、子供と一緒に考えてみましょう。

    投稿日:2003/12/06

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  • 切ない気持ちになりました

    3歳の子供には早すぎると思いましたが、おすすめだと聞いて図書館で借りました。
    自然が人間の手で壊れていく様子が、とても悲しく切なく申し訳ない気持ちになりました。今の世の中は便利な物が沢山あって、生活するには楽だけど、それだけではいけないと強く思わせる本でした。今生きている人、全ての人に読んでもらいたいと思いました。この本を読んで言葉を話せない命も大切にしないといけないなと思いました。

    投稿日:2003/11/26

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  • 便利さを手にいれたために

    子供の頃からこの絵本の存在は知っていたのに、なぜか、今まで一度も手にしたことはありませんでした。
    じんわりと、いいお話でした。
    人は、便利さを手にいれた代わりに、自然の中にある大切なものを失っているのかもしれませんね。
    この絵本を読んでからしばらくして、たまたまビルにはさまれた赤い(朱色)壁の色をした家を見つけた子供が、「ちいさいおうち」みたいだねー。と、感想をのべていました。
    同じ作者の「せいめいのれきし」も、今度ぜひ読んでみたいです。

    投稿日:2003/11/17

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