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いまいましい石」 みんなの声

いまいましい石 作・絵:クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳:村上 春樹
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,815
発行日:2003年11月
ISBN:9784309267005
評価スコア 4.47
評価ランキング 10,846
みんなの声 総数 16
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16件見つかりました

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  • 元に戻れてホッとしました。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    全編フルカラーで、明るく、はっきりとした絵本でした。
    文章はだれかの航海日誌風になっていて、大人が書いているので、漢字が多く(ルビはふってあります)、言葉もやや難しめになっているので、以外と読み聞かせに使ったり、大人が読んであげて、子どもたちには絵に集中してもらった方が、楽しめるかもしれません。

    重大な危機というのが、こんな事態だとは!全くオールズバーグの発想の奇想天外さには毎回驚かされます。
    最後は(まだ完全とは言えないまでも)“彼ら”が元に戻れてホッとしました。
    小学校高学年くらいから中・高生にお薦めします。

    投稿日:2011/11/25

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  • 不思議な出来事! 不思議な石!

    SFのようなおはなしで 怖かったです。
    航海日誌の書き方が 淡々として はじめは乗組員の陽気さが描かれていて 楽しいお話かと思ったのに6月6日に奇妙な島に降り立ち 石を持ち帰ってから みんなの様子がおかしい!

    えっ! 不気味な様子が 怖かったのです!
    石が乗組員を猿に変えたなんて・・・・

    猿の惑星のような 顔でした。
    ただ 船長だけは冷静で この出来事を客観的に捕らえているのも不気味でした

    航海は自然との戦いでもあるのですね 嵐の中で沈んでしまう事もあるのですから・・・・・

    船長は 猿になった乗組員に バイオリンを弾き 本を読み聞かせているところが 印象的です。  石の光が鈍り 猿になった者が正常に戻るなんて?
    やはり、何かしら不思議で SFの世界です
     
    リタ・アン号でおこった不思議な出来事は、口外しない
    なんとも 不思議な お話の世界でした。(不気味でした)
    海の荒れている絵 空の色・雲の色が見事に描かれていましたその中に航海日記が書かれていて インパクトがある絵本でした!

    このお話は 高学年向、 大人向きかな?

    いまいましい石 タイトルの意味   分かります!(村上春樹さんの訳もお話に引き込まれるうまい 訳しかたですね!)

    投稿日:2010/11/24

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  •  オールズバーグさんの色彩豊かなパステル画です。
     彼の用いる色は、現実の世界のものとは異なる妖気を帯びた不可思議なものが多いと思います。
     ストーリーが現実から逸脱した世界へと誘われるものなので、思わずその色彩の異様さをこちらが受け入れてしまいます。

     この作品も、特殊な体験をしたリタ・アン号の船長ランドール・イーサンの航海日誌からの抜粋というスタイルでお話が進み、しっかりのめり込み読みました。

     航海の途中、海図上には認められない島に船員と共に上陸し、不可思議な石を船へ持ち帰った。
     ここまで、登場人物たちの正面からのアップの描写は一つもなく、奇行が目立ち始めた船員すら表紙絵で観るとおり、背後からの描写です。

     そして、前部ハッチの中の船員たちの並んだページで、始めて灯かりが差され、表情の読み取れる描写になっています。
     このときの不気味さといったら、表現しようがありません。

     静かで淡々とした日誌の文章が、一層このお話のミステリアスさを増幅させてくれます。

     ラストの一文に、ニヤリとできるのはやはり高学年でしょうか。
     
     大人もどっぷりと、この異様な世界に浸かってみるのも絵本を楽しむ醍醐味かもしれません。

    投稿日:2010/11/01

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    2
  • 映画のような物語

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    同じ作者では映画にもなった「急行北極号」で光の幻想に感動した記憶があります
    こちらの作品は航海日誌を読んで回想しながらお話が進んでいくものですが、絵本と言うよりも、1本の映画でも見ているような深さを感じます
    かなり想像力もいるのでは・・・?
    そうすると幼児には難しいですね…小学校低学年でやっとかな・・・
    少し怖さが残る形で終わるので、後を引く感じです
    絵が上手くて、一つ一つに動きがあり、見いてしまいました

    投稿日:2010/10/28

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    1
  • 底知れぬ恐怖が感じられる作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    クリス・ヴァン・オールズバーグは、1981年の「ジュマンジ」、1985年の「急行 北極号」、2002年の「ザ・スーラ」と3度のコールデコット賞の受賞という金字塔を打ち立てています。
    しかも、その3作とも映画化されているというオマケつき。
    今回の作品は、1991年の初版で邦訳は2003年。

    物語は、航海日誌からの抜粋という形で進んでいきます。
    この手法は、難破した宇宙船の航海日誌だけが残されていて、それを再現するという類の映画で良く目にしたもの。
    絵の中に船長の航海日誌の文章だけがあって、最初から何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
    海図に無い島に上陸して、持ち帰ったのが不思議な石。
    その石の絵はないものの、表面から光を発しているとの記述があって、ここから物語は大きく展開します。
    船での出来事は、航海日誌から窺い知ることが出来、最後はハッピーエンドとなるのですが、底知れぬ恐怖が感じられる絵本です。

    久しぶりに読んだオールズバーグの作品でしたが、絵の上手さ以上に、文章の構成の凄みを感じずにはいられませんでした。
    読み聞かせではなく、自分で読むことのできる小学生以上が対象となりますが、怖がりにはオススメ出来ないかも知れません。

    投稿日:2010/10/10

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    1
  • オールズバーグならではの作品です

    航海日記に描かれた不気味な出来事。
    淡々とした文章とさりげない絵で通していることが、かえって話の不気味さを強調しているように感じました。
    Wretchedをいまいましいと訳したこともなにかあるかもしれません。

    航海していて、立ち寄った地図にない島。
    土産代りに船に持ち込んだのが「不幸を呼ぶ石」。
    放射能のような石の発するエネルギーで猿になってしまった船員たち。
    14枚の光景の中に、とんでもない物語を凝縮してしまったのは見事だと思いました。
    余韻を残したハッピーエンドですが、怖いまま終わっていたらちょっと子どもには薦められないかも。

    投稿日:2010/08/22

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    1
  • 不気味

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    航海日誌のスタイルで綴られた絵本です。
    光を放つ石を手に入れたことをきっかけに、船員たちに変化が起こります。

    淡々と綴られる日誌が、かえって不気味さを増幅しているような気がします。
    みんなが元に戻っても、何だかスッキリしない後味の悪さがあるのは、結局その石が何だったのか分からないからでしょうか。

    人間の姿を変えてしまういまいましい石ですが、石からしてみれば自分の居場所から勝手に連れ出されて、いまいましい人間だと思ったかもしれませんね。

    投稿日:2009/04/04

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    1
  • べたーっとした空気

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子3歳

    航海日誌で話がすすんでいくのですが、淡々とした日誌の文章とは逆に、
    のっぺりとした、べたーっとした空気が不安な気持ちを盛り上げていきます。

    あえて石をかかずにページの外に置いたのが、更に不安をあおりますね。
    どんな石だったのか、すごく知りたいですもん!

    ゾワッと来ると同時に、みんなが元の陽気な海の男に戻ってくれているよう
    祈るような気持ちで読み終えました。
    小2の娘は単純に、サルか!と笑っていましたが。

    投稿日:2008/10/28

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  • 高学年の男の子にどうぞ

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    学校での読み聞かせで、高学年の男の子に喜んでもらえる絵本を選ぶのが大変ですが、
    オールズバーグ作品は、どれもよさそうです。

    この絵本は、本当に怖い!
    SFの小説のようです。村上さんの訳も素晴らしい。
    「アンネの日記」と同じように、船長の日誌が綴られていて、感情があまり書かれていないので、
    その恐怖がより伝わってきます。
     
    石が描かれていないところも、本当に不気味で恐ろしさが増します。
    それを見つめる船員たちの表情といい、後に長く伸びた影といいぞっとします。

    でも、最後の日誌の最後の文章で、ちょっと救われます。
    怖いだけではないところがいいです。

    投稿日:2008/01/31

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  • どんな石だったのだろう

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子17歳、女の子14歳、女の子12歳

    リタ・アン号の船長の航海日誌に綴られた世にも奇妙な物語。
    地図にのっていない小さな島で拾った石には、不思議な力が備わっていて、船員たちに奇妙な変化が表れる。

    航海日誌は、順風と晴れ上がった空…からはじまるのですが、船長の冷静な語り口がじわじわと迫り来る不気味さを引き立てます。
    そしてオールスバーグの独特の、一件落着に見えて実は背中が薄ら寒くなる終わり方で今回も物語は幕をとじます。

    挿絵の印象が「西風号の遭難」と重なります。
    楽しそうにしている場面でも、何か重い空気があり、日の光の中の絵ですら、暗い影を感じます。

    それにしても題名にもなっている「石」。描かれていませんから…

    どこをとってもまさにオールスバーグの作品。

    投稿日:2007/12/17

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