図書館で、でこちゃんの隣にいるのを見つけました。
カリカリさんは、とても腕のいい、はりねずみの帽子屋さん。
ある晩、夜遅く、奇妙なお客が現れます。
いったい誰? こんな時間に。
なんとそこに立っているのは…お月様!
この、きっぷのいい女主人のカリカリさんが、非常にいい味だしています。
「はかるのが たいへんだわ、こりゃ」
「もう、なんで まいにち ふとるのっ?!」
とお客さんであるお月様に文句をいうところは、
つちだのぶこさんご本人の手書きなのですが、
本当にいい味だしてます。
でも、文句をつけながらも、ちゃあんとやる時にはやりますよ。
カリカリさんは、見事な帽子を作り上げました。
つい、何度も読みたくなる、おもしろ可笑しくて可愛いお話です。
というか、この本、どこへいっても品切れなんですが…
「んもう、どこに行ったら買えるの?!」と
カリカリさん口調で言いたくなってしまいました。