サメ。
映画『ジョーズ』以来、とりあえず悪者にされてしまう(ことが多い)サメ。サメは、サメの本能に従って生きているだけなのに…。
サメだって、人気者になりたい(かもしれない)のに…。
そんなサメのジレンマが、ユーモアタップリに描かれています。
最初から面白いですが、中盤、お月様とお話する辺りから、声をだして笑ってしまいました。これ、サメが怖い人間の立場から描かれてたら、恐怖のどん底な場面です。
想像力を思い切りはたらかせて、最初はサラリと、あとからジワジワと楽しめる一冊でした。
「ダーウィンが来た!」好き、動物好きの子どもたちに、特にお勧めしたい一冊です。