その名の通り、宅配便が、届くまでの絵本です。車好きの息子が気に入るのでは・・・と手に取った本でしたが、案の定、お気に入りになりました。
北国のおじいちゃんおばあちゃんの作ったりんごが、宅配便屋さんの手によって、遠くはなれた孫のところまで届く様子が、丁寧に描かれています。途中どのように仕分けられて、どんな風に運ばれるのか、めったに見ることのできない裏側の様子が子供にとっては面白いらしく、何度もリクエストされます。
一度ではわかりませんでしたが、何度も読むと、りんごの入った箱がどのページにもちゃんと描かれていて、今どこにあるのか探すのも楽しいです。最後に届いたりんごのお礼に電話をかけるシーンは、宅配便を届ける仕事は、ただ物を運ぶのではなく、人の気持ちまで運んでくれるんだなーと思わせられました。