ジョリーラット号で、おじいちゃんとおばあちゃんといっしょに、ダンスフェスティバルに行くことになったアンジェリーナ。船の上でも、普段同様、踊りに夢中になるあまり、他のことはすべてすっぽかし。おじいちゃんたちの注意にも耳を傾けず、踊り続けるアンジェリーナでしたが・・・。
私も子どもの頃からダンスが大好きだったので、アンジェリーナの気持ちは手に取るようにわかります。本当に、時間さえあれば踊っていたい、というような子どもでした。娘も、私と同じ! どんなに疲れているときでも、ダンスのレッスンだけは休みません。そんな親子がはまっているシリーズですが、このお話は、娘が特に気に入っているようです。共感できる点がたくさんあるからでしょうか?
きれいな舞台衣装を台無しにしてしまったときには、娘も思わず口を押さえて、「ああ、やっちゃったぁ」という顔をしていましたが、おばあちゃんは、一言もアンジェリーナを責める言葉は口にしないで、油でべたべたになったアンジェリーナを優しく包み込んであげる姿に、親のほうがほろっときてしまいました。(私なら、「だから何度も言ったでしょ!」なんて、プンプン怒り散らしてしまうと思います)
やっぱり踊っているときのアンジェリーナが、1番生き生きとしていて、かわいらしい。青いセーラーコスチュームが、とってもよく似合っていますね。娘は、早くアンジェリーナのように、トーシューズをはける日を夢見ています。
(編集部注:洋書版「Angelina Star of the Show」に寄せられたレビューです。)