4歳と6歳のカマキリ大好きの息子たちに読みました。
写真絵本ということが「事実」「真実」であることを否応なく感じさせてくれます。中身はカマキリの取り巻く社会の厳しさを
色々な写真を通じて教えてくれます。
卵からかえった幼虫のカマキリが天敵たちに食べられていく様子。
大人の成虫になることがどれだけ険しいことなのかを教えてくれます。
そしてもっとも衝撃的だったのが
交尾をするオスの頭をメスが食べてしまったのです。
文章でもなんのフォローもなく「お腹がすいていたのでしょう」のみ。
大人はついこの種類の残酷さが子供の目に触れないように、
触れたとしてもぼやけるように
そして無駄なフォローしようと試みます。
でも最近思うのですが、子供は大丈夫です。
カマキリの社会はそうなのだと、それがカマキリの生き方なのだと
わかるのです。そのストレートな姿勢に感謝します。
何度も読みました。