「まよなかのおしっこ」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

読み始めてまず驚いたのが関西弁ということ！
方言を持たない私にとって絵本が関西弁で書かれているというのは似非関西弁で読まなくてはいけないドキドキがありました。
作中でもしっかりツッコミが入っていたり、お笑いの本を読んでいるようで大人も飽きません。

子どもはおばけの本が好きなので食いつきもよく、次々に出てくる男の子の妄想のおばけやトイレに行くまでのミッションを楽しんでいました。
そしていよいよクライマックス。
トイレの中に誰かいる！？とページをめくった瞬間、息子が「アハハ！」と笑ったのです。
こんなに可愛いおばけが出てくると思わなかったようです。

その後、息子が夜遅くにトイレに行きたくなった時は「まだ2時じゃないよね？」と聞くようになりました。それが可愛らしくもあり可笑しくて。この本のおかげで夜にトイレに行くのは怖いけど、2時にならなければおばけは出てこないという確信が持てたようです。

うちの子も数回夜中にトイレに起きてしまうのですが、さすがに真っ暗の中一人だと怖くて不安なようで、いつも「ママトイレ」と言いに来ます。私も真夜中に起こされるので眠くて大変なのですが、その度部屋の電気を全て付けて行かないと怖くてトイレまで行ってくれないので、この絵本がうちの子に役立ってくれれば、と期待をこめて購入した1冊です。おばけに対する不安を和らげてくれて、おばけは怖いと言うイメージを変えてくれるといいなと思いながら読んでいます。この絵本に出て来るおばけたちは可愛らしいので、こんなおばけならいいけど。と言っていました。ただ、やっぱりおばけっているんだ…。と思ったうちの子。ちょっと対応に困りましたが、もしいてもこんなに可愛いおばけちゃん達なら、楽しそうだね。と言っておきました。子供は「うん」と言っていましたが、ちょっとでもこの絵本で夜中のトイレに1日でも早く一人で行けるようになってくれるといいな。と思いながら期待しています。

「今日からひとりで寝ます」と宣言した僕だったけれど、その日の夜中、トイレに行きたくなって目が覚めてしまいます。今は２時、お化けの出る時間です。部屋の戸を開けたとたん、上からおばけが落ちてきたら、どうしようかと不安になる僕。
夜のトイレってなんだか怖い。そんなお子さんの気持ちに寄り添ってくれるお話です。