「トントントンをまちましょう」
と私が読むと娘達は
誰かきた?お料理の音?
この子が中に入りますよって合図したんだ。
想像が膨らむのでしばらく待つことにしました。
寒い日。黄色い服の子供達がやってきました。
甘酒を飲んで温まって帰っていきました。
そしてまた、トントントンと赤い服の子供達が。
またまた、温まって帰っていきました。
あ!!とんでる!
と次女が指を指した先の子どもは
玄関を出るとふわーっと飛んでいっています。
サンタさん?妖精じゃない?
そしてまたトントントン。今度はお父さんでした。
黄色い服と赤い服の子供達はお花たちでした。
少しだけ暖かくなった時に咲いたお花たちが
ぶり返した寒波に震えて
暖を取りにやってきたのでした。
冬、芽吹く、春の兆し、四季の喜びを感じる
とてもステキなお話だったと思います。