昨年購入し、自宅でも学校での読み聞かせ活動にも用いています。
こんな作品があればいいなと思っていた矢先に見つけました!
虐待・いじめを含むあらゆる犯罪や、戦争、自然災害の悲しい現実が日々報道される昨今。
「ただ穏やかに生きていることが、どれだけ幸せなことなのか」を我が子たちに伝え、同時に大人も自戒できる本です。
何でも買える〜買ってもらえる〜有るのが当たり前。
安全〜平和に在るのが当たり前。
そうした我儘や傲慢さを払拭することの大切さ。
可愛らしいふんわりとした絵柄と、わかりやすくシンプルな言葉で描かれています。
ただ会話の中で教えるのでは入りにくい右脳の弱い男児でも、こうした視覚効果が期待できる絵本ですと理解しやすいようです。
親子の会話も広がります。
学校での読み聞かせ活動では、何も欲しからないクマに対して
「え〜!ひどい!リスが可哀想!」という、いかにも女子だなというリアクションがあり、面白いなと思いました。
が、終盤で「あ〜!そっか〜!」と理解していた場面があり、多くの意味で勉強になりました。
作家さんに感謝したい1冊です。
プレゼントにも喜ばれると思います。
★10個つけたいくらい、お薦めの作品です!