いつものジョン・クラッセン節は封印された、低年齢向けのかわいいボードブックです。
「どこいったん」では少し怖く見えるお目目も、この絵本で見るとただただかわいいです。
少しだけ「どこいったん」の例のページを彷彿としているような、夕暮れのページが印象的でした。
心地よいリズムの訳とちょうどいい長さが、寝かしつけの儀式にもピッタリ。
トラックが出てくるし男の子が気に入りそうかなとも思いましたが、シリーズ3作のうち9歳の娘が一番好きなのはこの絵本に出てくる柵だそうです。
シンプルな文体の繰り返しとボリューム感が、文字に興味を持ち出した5歳児にの一人読みにもちょうどよく、一生懸命何度も繰り返し読んでいます。
まだ絵本の扱いにも不安があるので、ボードブックだと安心して渡せます。
0歳の読み聞かせから長く楽しめる絵本だと思います。