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うみさちやまさち」 大人が読んだ みんなの声

うみさちやまさち 作:舟崎 克彦
絵:赤羽 末吉
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:1995年
ISBN:9784251008268
評価スコア 4.6
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  • 古事記。
    子どもの頃に聞かせてもらって、とても印象に残った「うみさちとやまさち」。改めて読んでみると、メリハリのきいた登場人物やストーリーや海の宮殿の豪華さなど、なるほど…子どもにも分かりやすかったんだな、と納得。

    物語もさることながら、絵が素敵です。特に海の中の世界の色が美しく、うっとりします。タイトルページの首飾りと勾玉の色の絵も、そのまま飾っておきたいぐらい。

    手元に置いておきたい、一冊です。

    投稿日:2022/11/10

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  •  1986年、トモ企画により刊行された絵本。その後1995年にあかね書房から初版が出て、2004年11月の時点で13刷を発行。長く親しまれている絵本。
     古式ゆかしい「絵巻物」を連想させる横長の作りで、本を開くと62センチ前後になり、迫力満点。そこに古代の香りが漂ってきそうな王朝風の上品で素朴な絵。神話を物語る雰囲気を、現代の印刷技術でどうやったら表現できるか?を追求した作者たちの工夫の数々が素晴らしい。
     巻末には二人の解説・あとがきがしっかり書かれており、この話の前後の話や、調査の様子などがわかり、イメージだけの想像ではなく、しっかりと資料に裏付けを取ったうえで、作品を創り上げたことがわかる。大御所たちの夢の競演。実に豪華な絵本だ。

     うみさち、やまさちは、海で仕事をする兄と山で仕事をする弟(三男)の兄弟間のもめごとの話だ。弟が、たまには別の仕事がしたいといって、兄に無理に仕事を交換してもらうが、兄の大事にしている釣り針をなくしてしまう。
     弟は謝るが、兄は許さず…という、形で話がどんどん展開していく。最終的には、謝っている人を許さなかった兄が散々な目に遭うのだが、私はこの結末に納得がいかない。
     だいたい、ワガママを通したのは弟の方であり、借りたものをなくしたのも弟だ。そもそも兄は、弟に押し切られるかたちでイヤイヤ「仕事を交換する」ことに同意したのであり、本来、ひどい目に遭うゆわれもなかったのではないか…いや、ここには書かれていないが、兄は性格や普段の行いが悪かったのか?!

     兄弟がある人は、兄・姉と弟・妹の間で、不公平だ!ともめた経験がある人も多いと思う。特に末っ子はなにかと可愛がられたり、特別扱い。昔話でも、上の兄弟は性格が悪くひどい目に遭うが、下の子は性格もよく良い結果を得るという話が多くないだろうか?

     私は下の兄弟に、親が思いっきりエコヒイキして嫌な思いをした経験があるので、そのような不快感が常に付きまとう話であった。古来より、兄弟間は不仲で問題が絶えず、エコヒイキは神話の時代から存在し続けるものなのだろうか。いずれにせよ、古事記では、人間関係、兄弟間、親類間でのもめごとが多くあり、生々しい。
     神話の世界なのに、妙にリアルだ。パンチの効いた結末は、読後感などがいろいろに別れると思う。考えさせられた作品で、印象に残った。

    投稿日:2019/08/27

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  • 兄弟の関係

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子16歳

    日本の神話第六巻。
    時代が下り、海の魚を釣る仕事を持つ海幸と、けものをとる仕事を持つ山幸のエピソード。
    ある日、弟の山幸は、兄の海幸に、仕事を交換しよう、と言い出すのです。
    しぶしぶ承諾しただけに、海幸は、山幸が自分の大事な釣針をなくして激怒します。
    かくして山幸が途方に暮れていると、神でもある老人が、海の宮殿へ行くよう指南して
    くれるのです。
    運命の出会いがありますが、不思議な出来事が次々と起こり、そのエピソードは神秘的で
    すらあります。
    神々の兄弟げんかはさすがにすごいですね。
    時代が下り、田の存在が印象的でした。ラストの舞の意味もびっくりです。
    一種の教訓話かもしれません。伝えよう、という思いを感じました。
    この作品も、赤羽末吉さんが文献を詳しく調べて描いたもので、
    それだけに見応えがあると思います。

    投稿日:2012/02/15

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