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スーホの白い馬」 大人が読んだ みんなの声

スーホの白い馬 作:大塚 勇三
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\1,540
発行日:1967年10月
ISBN:9784834001129
評価スコア 4.77
評価ランキング 652
みんなの声 総数 105
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大人が読んだ みんなの声から

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  • 読んでほしい〜!

    有名なモンゴル民話で、赤羽末吉さんの味わいあるイラストも魅力的な絵本に思います。
    我が家の娘は小学3年生になってしまいましたが、こちらの絵本をまだ読まずまま。
    幼児期に読み聞かせしておけばよかった〜と思っています。
    ある程度好みも出てくるので、親が子供に読んでほしい本は、幼いうちに読み聞かせたりしておく方がいいな〜と時々思う日々です。
    親としてはとても素敵な1冊に思います。

    投稿日:2019/07/31

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  • 悲しく切ない話

    小学二年生のころ、国語の教科書で読みました。
    今でも思い出せるほど、印象深く残っている悲しいお話です。

    当時の私は白い馬=素敵な馬という印象しかありませんでした。
    モンゴルという異国の話。挿絵から、モンゴルってこういう場所なんだな、こんな生活をしているんだな、などと思いをはせていたように思います。
    スーホが白馬に乗って勝ったにもかかわらず、そこからなんだか妙な展開になってしまい、先を読み進めるのが嫌になりました。

    スーホが作った馬頭琴で奏でる音楽はとても悲しく美しい音色だったんじゃないかと、当時の読書感想文に書いたことを思い出します。

    今読むとまた違った印象を持つかもしれませんが、あまりに悲しいお話だったので、もう一度読みたいかと言われると、まだ読む勇気が持てません。

    投稿日:2018/01/29

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  • いつもそばに

    • ともっちーさん
    • 40代
    • ママ
    • 佐賀県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    人間と馬との絆を描いた絵本です。

    子馬だった白馬を拾ってきて、大事に育ててきたスーホ。
    白馬もそのスーホの心に報いるように、素晴らしい馬に育ちます。
    しかし、傲慢なとのさまの手によってスーホと白馬は引き裂かれ、やっとの思いでスーホの元に戻るけれども死んでしまう。
    やがて夢に出て来た白馬は、自分の体で楽器を作ってくれ。そうしたらずっとそばにいられると・・・。

    読んでいて、涙が溢れそうになるお話です。

    自分が同じ立場になった時、愛する存在の骨や筋で楽器が作れるかと言われればさすがに無理でしょうが、それは文化の違い。
    その体の一部をずっとそばに置いておきたい、その奏でる音を聞きたいというスーホの想いは痛いほど理解できます。

    この本で馬頭琴という楽器に興味を持ち、動画で音を聞いてみましたが、とても美しい音色を奏でる楽器でした。

    哀しくも美しいお話です。

    投稿日:2015/10/08

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  • 教科書で読まれた方も多いのではないでしょうか。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    お金のある奴が一番偉いのか、と憤りを感じさせる絵本でした。その憤りが私に憤りの涙を流させたのでしょうか。最後に馬が馬頭琴という形でスーホの傍らで生涯を閉じることが出来、私は少し救われた気がしました。馬頭琴ってどんな音がするんでしょう。気になっています。

    投稿日:2014/10/09

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  • 午年に読みたい一冊

     午(うま)年なので、せっかくだから、馬の絵本を読もうと思いました。
     その時、すぅっと目に飛び込んできたのが、この『スーホの白い馬』でした。
     奥付を見ると「1967年10月」発行とあります。もう50年近く前の絵本です。
     それが何度もなんども読み返され、読み継がれているのですから、驚きです。
     しかも、この物語はモンゴルの民話を組み立て直した作品で、文も絵も日本人によるものです。
     なのに、こうして読み継がれてきたのは何故でしょう。

     この物語はモンゴルの楽器馬頭琴(ばとうきん)がどうして誕生したのかを伝える昔からのお話です。
     モンゴルの草原を生きる少年スーホと彼の白い馬の悲しい物語が読むものの胸を打つといえます。
     実際に馬頭琴がどのような調べを奏でるのかはわかりませんが、モンゴルの草原に吹く風の音、馬たちのひづめの音、
    草原を駆ける馬たちの息の音などが相俟って、どのページからも音楽が聞こえるかのようです。
     絵本は文と絵だけでできあがっていますが、この作品には音が常に流れています。
     それが物語に深みを与えているといっていいでしょう。

     スーホはある日草原で迷っていた小さな白い馬を助けます。
     月日が経ち、りっぱに成長した白い馬とともにスーホは殿さま主催の競馬の大会に出ることになりました。
     そこで勝てば殿さまの娘と結婚できるというのです。
     競馬が始まって、一斉に馬たちが駆け出します。先頭は、スーホの白い馬です。
     競技に勝つものの殿さまは約束を守らず、スーホに乱暴さえ働きます。
     白い馬は殿さまの兵士たちを振り切って、草原のスーホのもとに戻っていきます。けれど、白い馬のからだには無数の矢が突き刺さっていました。
     死を目前にした白い馬は自分のからだで楽器を作るようにスーホに願います。
     「そうすれば、わたしはいつまでも。あなたのそばにいられます。あなたを、なぐさめてあげられます」。

     この絵本のもう一つの魅力は、馬と人間の交流です。
     太古の時代から馬は人間にやさしく寄り添ってきたのではないでしょうか。
     馬の大きくてやさしい目をみると、なんだか守られている気持ちになります。
     そんなことが、この絵本にはきちんと表現されています。
     午年なのですから、せめてこの絵本を読んで、馬のことを思ってみるのもわるくありません。

    投稿日:2014/01/12

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  • 音楽劇に最適!

    はじめ、本屋で立ち読みして泣けてしまいました。(で、買いましたが)
    スーホと白馬の結びつきの強さも感動ですが、悲しむスーホに音楽となってあなたと共にいます、と言うのに感動!
    私も音楽をやっているので、音楽とともにそばにいる、というところに泣けました。

    風のように走る馬、音楽、二人?の結びつき、など、ミュージカルかバレエの舞台にしたらいいのに、とイメージがわきました。
    音楽劇にいい題材だと思うのですが、劇団四季ででもやってくれないでしょうか。
    自分でもバレエの舞台の構成を考えたりしました。

    投稿日:2013/11/03

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  • 馬頭琴の由来にまつわるお話

    モンゴル民話です。

    教科書にも掲載されていて有名なお話ですが、私自身も息子も、
    教科書でお目にかかることが出来ず、きちんと読んだことが無かったので、
    あえて今回、図書館で絵本を借りてきて読んでみました。

    モンゴルの伝統楽器、馬頭琴の由来にまつわるお話です。

    貧しい羊飼いの少年スーホに偶然助けられた白い子馬。
    スーホに大事に育てられ、数年後には立派な白馬に成長します。

    ある時、殿様が自分の娘の結婚相手を探すために開いた競馬大会に
    参加したスーホは、見事、白馬で一等を獲得するのですが・・・

    一等を獲得して、良いことが起きるかと思いきや、事態は悪い方へと流れてしまいます。
    馬頭琴という楽器に、こんな由来があったとは知りませんでした。
    スーホが白馬を思う気持ち、そして白馬がスーホを思う気持ちが、
    最初から最後までひしひしと伝わってきました。

    体に矢を射られながらも必死に逃げ帰ってきた白馬の姿には、本当に感動です。

    人間の嫌なところと良いところを全部盛り込んだような一冊ですね。
    スーホと白馬のように深い絆で結ばれた関係、とても羨ましく思います。
    息子は無言で読んでいましたが、何かしら感じるところがあったように思います。

    素敵な友情から生まれた馬頭琴。機会があれば是非、音色を聞いてみたいです。

    投稿日:2011/02/22

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  • 広い大地

    モンゴルの広い大地がとてもキレイに描かれている絵本でした。

    馬頭琴という楽器があることをこの絵本を読んで初めて知りました。
    きっとモンゴルの大地に響き渡るような素敵な音色なんだろうなぁと思いました。

    白い馬が死んでしまったのは悲しい結果ですが、馬頭琴になってスーホの傍にいられて幸せかなぁとも思います。
    物ができるのにはそれぞれ理由があるのだと思いますが、この話を読むと改めて物を大切にしようという気持ちになります。

    投稿日:2010/09/10

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  • 素晴らしい作品

    小1の時に読んで、読書感想文を書いたので、思い出があります。
    白い馬がとてもいいなぁと思って、白い馬に乗ってみたい!と思いました。
    競馬大会で1位になったのは凄い!と思いました。
    でも凄く悲しくて可哀想なお話で、泣きそうになってしまいました。
    国語の教科書にも載っているお話なのですね。
    名作なので、誰でも知っていると思いますが、とてもお勧めできます。

    投稿日:2008/10/27

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