小学校のおはなし会で読みました。
『くわずにょうぼう』とセットで読める昔話として探したら、
握り飯つながりでちょうどよく、画も同じ赤羽末吉さんでしたので
ラッキーでした。
誠実なじさまが山仕事の合間に握り飯を食べようと思ったら、コロコロ転がり、
地蔵様に出会い、そのお導きで、ご馳走や着物を得るのです。
そしたら、隣の欲張りばさまがそれを聞きつけ、欲張りじさまに同じ事をさせての
失敗談です。
かなり癖のある方言による再話で、意味のわからない言葉もありましたが、
そこは文章の力と迫力のある絵が補ってくれています。
鬼の造形もすごかったです。
子どもたちはしっかり絵を読んでいた様子で、
文章には表記されていない、お地蔵様の対応や、欲張りじさまの横行を
しっかりと理解して、読み終わると、感想を言ってくれました。
やはり、絵の語り口はすごいです。