『よあけ』『ゆき』『あめのひ』とともに、しっとりと味わいたい作品です。
『DUSK』が原題。
おじいさんと散歩に出かけた男の子が眺めた、12月の夕暮れの様子を描きます。
沈んでいく夕日と、暗くなっていく町の様子が丁寧に描写されます。
人々の様子と、街の明かりがともっていく様子。
そこに現れたのは、そう、クリスマスに向けてディスプレイされた光の世界。
もちろん、そこここにサブストーリーが垣間見えます。
それも、夕暮れから見ているからこその感動がそこにあります。
幼稚園児くらいからじっくりと楽しんでほしいと思います。