YAむけの読物ということだったけれど、
大人でも十分に楽しめました。
いろんな人の立場から、ひとつの物事を見ていくという
よくある手法ではあるけれど、
読み手をひきつける力もあるので、飽きません。
なにより、衝撃的な主人公の生い立ちと
容姿。
絵本ではないので絵はなく、その容姿を想像することしか
できませんが、だからこそひきつけられるのだと思います。
ラストのすがすがしさは、まさにこの本の
ブルーのようです。
身体障害者を取り扱った本というような
くくりではない、もっと広くいろんな人に読んで欲しいと
思います。