『Tip Top Cat』が原題。
訳はストレートですが、猫の愛らしさの度合いも含まれているような気がします。
ほら、表紙の猫の目、猫好きならたまらないでしょう?
この猫の一人称で進みます。
誕生日プレゼントとしてこの家にやって来たぼく。
高層住宅の上階ということで、猫らしく、あたりの屋根も制覇するのですが、
ある日ハプニングが起こるのですね。
そのアングルが絶妙です。
うーん、せっかくのプライドもずたずたになりますが、
猫の本性がそれを乗り越えるのですね。
漫画のコマ割りのような絵ですが、映画のような劇画タッチでスリリングです。
もちろん、当の本人(猫ですが)は大まじめなだけに、
愛らしさ倍増でしょうか。
猫あるあるの光景なのかもしれません。
さりげなく描かれたエッフェル塔が味わい深いです。