オランダの民話です。
仲良く寄り添う、フクロウ夫婦の表紙絵がなんとも印象深いです。
百姓家で飼われている鳥たちは、飲食のことばかり考え、ケンカして暮らしているのですが、
ある日、幸せそうなフクロウ夫婦に、その秘訣を尋ねるのですね。
フクロウの答えは、ただ、自然の移り変わりを愛でること。
でも鳥たちはその真意を知ろうともせず、馬鹿馬鹿しいととらえます。
フクロウの幸せの極意、それは、周りのいろいろなことに感謝することではないでしょうか。
それだけで、幸せな気持ちになることができる、という寓話のような気がします。
意外に奥が深いので、小学生くらいからがいいと思います。