みかんのすきなおばあさんがみかんのたねを植えて
ちちんぷいと魔法をかけると、
木は大きくなってみかんが一つなりました。
みかんをほしがる子どもたち。
一つだけのみかんにおばあさんがまた魔法をかけます…。
みんな食べたいみかん。
みかんは増えないのでどうなるんだろう?と
ドキドキしながら読んでいくと、
なんとも嬉しいラストでした!
中川李枝子さんの絵本は食べ物があって、
それを囲むみんなが集まって仲間の輪ができて。
そして読み手もいつの間にかその輪の中に引き込まれてしまう
夢中にさせてくれる魅力が詰まっているなあと感じます。
【事務局注:このレビューは、2008年刊行に寄せられたものです。】