題名だけではわかりませんが、表紙の絵を見て納得。
金色の家というのはカボチャちょうちんなんですね。
シロアシネズミのマウスキンは、ハロウィーンまつりの後捨てられたカボチャちょうちんを見つけます。
中は空洞、いい塩梅に目鼻口は出入り口にぴったり。
その快適な生活が描かれます。
寒く凍りつくような冬も大丈夫、というラストの展開は面白いです。
なるほど、こんな活用方法があるのですね。
まさしく、外観も機能性も「GOLDEN HOUSE」。
写実的な絵ですが、それだからこそ、マウスキンがとてもかわいらしいです。
次々に出会う動物たちの様子も実にリアルで、その光景が活写されています。
森の様子も感じられます。
その丁寧な絵を、ぜひ子どもたちにも届けてあげたいです。
少し長いお話ですが、絵の力で、子どもたちをぐいぐい惹きつけてくれると思います。