「牛女」というタイトルから
おばけや妖怪の話を想像したりもしましたが
全く違いました。
「牛女」というのは 褒め言葉なのですね。
体が大きく優しい女性…という意味をこめて
こう呼ばれていたようです。
死んでも 尚 子供を心配する場面が
お話の大部分を占めている辺りからは
母親の深い愛情を感じずにはいられません。
また 降りかかってくる災いが祟りのせいかもしれない
と考えていくくだりは
祖先に感謝することや弔うことを忘れてはいけない
というメッセージを感じました。
現代では こういう風に考えることは
あまり無いかもしれませんが
こうして 今私がここに居られるのも
母が居て 父が居て 祖母が居て…と
命がつながってきた結果というものです。
そんなご先祖様への感謝を忘れてはいけませんね。
親から子への深い愛の連鎖が
命を未来へ受け継いで来たことを感じたりもしました。