3歳の娘と読みました。
娘にとっては、そして横で聞いていた7歳の兄にとっても、
テレビで見るアンパンマンが基本の我が家。
この絵本を読んで、
ちょっとびっくりしていました。
というのは、この絵本のアンパンマン、
まずあんまり可愛くないし、
しかも、強くない。
バイキンマンにやられてボコボコになって帰ってきて
ジャムおじさんの前で泣いてるくだりでは、
息子と二人、思わず顔を見合わせました。
アンパンマン、よわっ!
しかも、おひさまが照って、バイキンマンが退散したというのも、
娘には受け入れがたい様子。
娘にとっては、「あんぱーんち!」とバイキンマンをふっとばす、
これこそアンパンマンの勝利なのです。
テレビの印象が強すぎて、
あれ???ってことの多かった一冊ですが、
元はといえばこちらの方が元祖アンパンマン。
意外な過去を垣間見た一冊でした。