宇宙人の存在を信じて、はるばる遠い星にやってきた「ぼく」。絶対見つけてやると意気込んでいたけれど、何だか思っていたのと様子が違う。もしかして皆が言うように、本当は宇宙人なんていないのかな……。
宇宙人にまったく気がつかない主人公には、思わず「うしろ!うしろ!」と声をかけたくなります。一方で、その鈍感さに呆れながらも、さりげなく助けてあげる心優しい宇宙人。もし出会えていたら、きっといい友達になれたことでしょうにね。(両者が出会えないままだからこそ、この話は面白いんですけども)最後のオチもクスっと笑えてよかったです。
読み聞かせ用にと思って読んでみたのですが、宇宙に憧れていた子どもの頃を思い出し、自分がハマってしまいました。