全国の幼稚園・保育園1000人の子どもたちとつくった絵本、という触れ込み、
そして、なんといっても、この迫力ある絵と題名に惹きつけられますね。
いたずら好きのくしゃむしくん(このネーミングにもうなります)が、
動物たちの鼻先にとまり、くしゃみをさせての展開です。
これはこれは、ダイナミックな顛末に脱帽です。
きっと、子どもたちの発想なんですね。
確かに、面白い視点です。
デフォルメな絵も、いい塩梅です。
自然と声色を引き出してくれますが、
くしゃみの瞬間は、緩急つけて読むと、大盛り上がりでしょう。
そして、クライマックスは、なんといっても、ライオンさん。
くしゃむしくんのキャラクターも、飄々としていて憎めません。
幼稚園児くらいから、いろいろアイデアを出してもらいながら読んでも楽しそうです。