こんなに人気のあるメジャーな作品とは知らず、たまたま図書館で借りて魅了された絵本。
足踏みのミシン。布を「きれ」と言ったり、稲穂を「草の実」といったり。親の私にはちょっと懐かしいけど、子どもには新しくて新鮮な響き。
白いワンピースが魔法みたいにくるくると模様を替えて、そのどれも素敵に似合うなんて。幸せな充足感に溺れられます。
読み聞かせでは、セリフのないページで娘は決まって「しーっ」と指を立てて〈静かに〉のポーズをしてくれます。
そして、ミシンカタカタと言いながら、紙を三角に切って好きな模様を描き、胸に当ててララランロロロンと踊ります。
3歳の頃の娘のお気に入りでした。
女の子の本と言われそうだけど、男の子にも読んでほしいです。